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中印国境で45年ぶり発砲

2020年9月10日 05時00分 (9月10日 05時01分更新)
 【北京=坪井千隼、バンコク=岩崎健太朗】中国、インド両軍の対峙(たいじ)が続くインド北部の国境地帯ラダックで銃火器による発砲があった。両国メディアによると、国境地帯での発砲は一九七五年以来、四十五年ぶり。けが人はないもようだが、両国は互いに相手を非難。深刻な軍事衝突を避けるため、銃火器を使用しない取り決めが破られた形で、緊張が増す恐れがある。
 八日、チベット自治区などを管轄する人民解放軍西部戦区の報道官が「インド軍が七日に実効支配線を越え、中国の部隊に銃を発砲して威嚇したため対抗措置をとった」との談話を発表。中国軍の発砲の有無について明確には言及しなかった。一方、インドメディアによると、中国軍がインド軍に近づき、空中に二、三発発砲。政府関係者は「中国軍の挑発行為で、インド軍も二、三発警戒発砲した」と反論した。
 これまでも衝突はたびたび起きてきたが、両軍は実効支配線付近での銃火器使用を避けてきた。しかし、六月にインド兵二十人が殴り合いなどで死亡した衝突後、インド側は攻撃への対抗措置を指揮官レベルで決定できるよう規則を変更している。
 両国は六月以降、外交、軍事レベルの断続的な協議で「対話...

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