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「等々力で決めるのは子どもの頃からの夢」 J1川崎・宮代 初ゴールは値千金の決勝点

2020年9月9日 22時49分

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宮代大聖(C)Jリーグ

宮代大聖(C)Jリーグ

◇9日 J1第15節 川崎3―2神戸(等々力)

 首位・川崎は神戸に3―2で逆転勝ちし、3連勝。勝ち点を41に伸ばした。1―2の後半38分、途中出場のFWレアンドロダミアン(31)のPKで追いつくと、その2分後、FW宮代大聖(20)がJ1初得点となる決勝点を決め、ひっくり返した。
 きつい。しんどい。神戸に追いつき、追い越された。公式戦13連戦の12戦目。残り7分で1点ビハインド。そんな土壇場の最終局面で、「絶対に結果を出したいという強い気持ちだった」。下部組織育ちの20歳宮代がぎらぎらと燃えていた。
 後半38分、レアンドロダミアンのPKで追いついて一気呵成(かせい)。2分後だった。自陣でボールを奪ってカウンター発動。宮代は脇坂に球を預け、ギアを上げて右サイドを駆け上がる。ドリブルで持ち運ぶ脇坂に大声をぶつけ、「出してくれたら決める」。GK飯倉を見て、ラストパスを右足で蹴り込んだ。念願のリーグ初得点は起死回生の勝ち越し弾だった。
 「等々力で決めるのは子どもの頃からの夢だった。ひとつ夢をかなえられてうれしい」。宮代は声にならぬ声を上げ、ベンチ前でもみくちゃにされた。
 2日のルヴァン杯準々決勝・神戸戦で、川崎での公式戦初得点を挙げるも、5日の前節・横浜M戦はベンチ外だった。リーグ屈指の選手層に加え、今季は三笘、旗手の大卒勢が躍進。「結果を出し続けないとベンチにも入れない。次に出たときは絶対に結果を出してやると練習に取り組んだ」。その姿勢は鬼木監督に伝わり、「気持ちが入っていた。いけるだろう」。1点を追う後半21分から登場し、窮地を見事に救ってみせた。
 今季リーグ16試合のうち、3点以上得点したのが実に10試合。先制すれば昨季から25勝6分けと不敗で、日替わりヒーローが誕生する戦力の厚みは群を抜く。独走態勢を譲るつもりは、さらさらなさそうだ。

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