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163センチ守護神・木下燃える 堅守速攻、東邦サッカーの象徴

2018年12月31日 02時00分

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開会式で入場行進をする東邦の木下(左から2人目)=駒沢陸上競技場で(平野皓士朗撮影)

開会式で入場行進をする東邦の木下(左から2人目)=駒沢陸上競技場で(平野皓士朗撮影)

 第97回全国高校サッカー選手権が30日、東京・駒沢陸上競技場で開幕した。代表校48校が会した開会式では、2大会ぶり6度目の出場となる東邦(愛知)が声をそろえて入場行進。登録GK中最も小さい163センチの木下堅登(3年)は「初戦に向けてやれるだけのことはやってきた」と、17大会ぶりの初戦突破が懸かる31日の大分戦(等々力)に向けて意気込んだ。
 今大会で最も小さな守護神が、大きな野望を抱いて全国の強豪に挑む。東邦の中でもひときわ小さな木下は、愛知県大会の優勝旗を持って登場。全国選手権ならではの独特な雰囲気を肌で感じながら、場内を周回した。
 「自分はこういう舞台に立ったことがなかった。これだけ注目されていると思うと、やっぱり恥ずかしいプレーはできない。自覚を持ってやらなければいけない」
 全国レベルの高校生GKとなれば、180センチ超えは珍しくない。今大会の登録GKで最も身長が高い選手は、木下よりも30センチ以上大きい195センチ。手足の長さが守備範囲の広さに直結するGKにとっては、致命的な差となりかねない。
 だが、木下は「ポジショニングやDFとコミュニケーションを取って連係して守ることで防げる失点は多い」と決して身長を言い訳にはしない。サイズの違いをカバーする術を磨き、県予選では6試合でわずか2失点。PK戦も2度勝利し「堅守速攻」を掲げるチームの象徴となった。
 6度目の出場となる東邦だが、初戦を突破したのは2001年度の1度しかない。「大分のビデオとかも見ながら対策を練った。初戦に向けてやれるだけのことはやってきた」。何度もはね返された初戦の壁を破り、目標のベスト8へ-。頼れる「背番号1」が、チームを飛躍に導く。 (牧原広幸)

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