深刻カラス被害 ドローン飛ばせ 羽咋神社で団体が実験 一定の効果

2020年9月9日 05時00分 (9月9日 05時03分更新)
滞空後にドローンを回収する中町利之代表=羽咋市の羽咋神社で

滞空後にドローンを回収する中町利之代表=羽咋市の羽咋神社で

  • 滞空後にドローンを回収する中町利之代表=羽咋市の羽咋神社で

 羽咋市川原町で深刻なカラス被害対策に、小型無人機ドローンを活用する実証実験が七日夕、同市の羽咋神社境内であった。市内の団体「羽咋ドローンズ」の三人が飛ばしたところ、一部のカラスは嫌がって飛び去り、一定の効果が確認された。 (林修史)
 同神社の鎮守の森は、カラスのすみかとなっており、日没前後になると多数飛来する。周辺のふん害は深刻で、境内前の道路が白くなることもしばしば。市は二〇一八年二月から、鷹匠(たかじょう)による追い払いを始め、年間四、五十回ほど実施している。減少こそしているが、効果は限定的だという。
 神社の許可を得た上で、メンバー三人がドローンを高度三十〜五十メートルに飛ばした。滞空する機体と、時速五十キロほどで旋回する機体の二種類を試したが、いずれもカラスが飛び去ったり、警戒する鳴き声を上げたりした。ただ、実験終了後、森に戻ってきており、課題も残った。
 氏子総代会の若狭隆太郎会長は「今年は雨が少ないので、路面の汚れがひどい。効果があるなら遠慮せずに飛ばしてほしい」と期待。羽咋ドローンズの中町利之代表は、ドローンを飛行させる場合は、鳥に攻撃されることを警戒することが通常であるとし「成果を生むようなら、全国の参考になる。機体を傷めることなく評価していただいたことは良かったのでは」と手応えを得ていた。今後については今回の結果を精査し検討する。
 氏子総代会はカラス対策として、木の剪定(せんてい)やカラスが嫌がる音を発するスピーカーの設置などを予定している。

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