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スタンド応援から代表まで這い上がった オーシャンズ平田が挑む日本一決戦

2019年2月21日 02時00分

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プレーオフ決勝を前に、力強いドリブル突破を見せる名古屋オーシャンズの平田(手前)=名古屋市の武田テバオーシャンアリーナで(伊東朋子撮影)

プレーオフ決勝を前に、力強いドリブル突破を見せる名古屋オーシャンズの平田(手前)=名古屋市の武田テバオーシャンアリーナで(伊東朋子撮影)

  • プレーオフ決勝を前に、力強いドリブル突破を見せる名古屋オーシャンズの平田(手前)=名古屋市の武田テバオーシャンアリーナで(伊東朋子撮影)
  • 調子を上げている星龍太
 フットサルのデュアリグFリーグの今季の王者を決めるプレーオフ(PO)決勝が、23、24の両日、名古屋市の武田テバオーシャンアリーナで行われる。リーグ戦を28勝5分けと無敗で1位の名古屋オーシャンズは、PO準決勝を勝ち上がったリーグ戦2位のシュライカー大阪を迎え、2年連続11度目の優勝を目指す。今季、自身初の2桁得点を記録、日本代表の平田・ネト・アントニオ・マサノリ(23)は昨季の雪辱に燃えている。
 度重なるケガで代表候補止まりだった平田にようやく日本代表の肩書が加わった。1月末からのタイ遠征で、タイ代表との2試合に出場した。「代表は特別な場所なので、力は入ってしまったけど楽しかった」。得点こそなかったが、デビュー戦の2連勝で気持ちも高まり、POに臨む。
 ただ日の丸を背負ってもチームでのポジションは保証されない。平田と同じピヴォ(FW)にはリーグ得点王のヴァルチーニョがいる。リーグトップの172得点と破壊力を誇るチームは16人(GK3人)中、11得点の平田を含む8人が2桁得点を挙げた。交代自由の競技とはいえ、1試合で出場機会を勝ち取るために、練習が真剣勝負だ。
 平田にとって、POには苦い思い出ばかりだ。下部組織から昇格した1年目は終盤に活躍したものの、直前のケガで思うようなプレーができなかった。2年目の昨季はそのケガも影響し、出遅れた。終盤は巻き返したものの、POはスタンドでの応援に回った。
 「POでメンバーにも入れなかった。今季はその悔しさを胸にシーズンに入った。技術も上がっているが、前線でのボールキープや守備面でも、自信を持ってプレーできている」。ケガなくシーズンを乗り切り、代表入りにもつながった。
 大阪は2季前に名古屋以外で初めてFリーグを制したライバル。日本代表でともに戦った加藤もいる。「シュートも強いし、代表でも調子を上げていた。止めないといけない」と平田。ホームでの決戦には両親も応援に駆けつける。今季は、歓喜の輪の中心に、攻守にパワーアップした姿を見せる。 (伊東朋子)
 大一番を前に、右太もも肉離れで離脱していた守備の要・星龍太主将が復帰した。「リーグ終盤の9日の湘南戦、10日の大阪戦に出場して状態は確認できた。徐々にコンディションを上げて、POは100%で行く。6季前はリーグ戦27試合で無敗、今季は33試合で無敗。それはすごいことだけど、PO決勝で負けては意味がない」と、冷静に決戦を見据えた。
 ◆デュアリグFリーグプレーオフ概要 試合は40分間(前後半20分プレーイングタイム)で行う。準決勝、決勝はそれぞれ2試合を行い、合計勝ち点(勝利・3点、引き分け・1点、敗戦・0点)が多いチームを勝者とする。2試合終了時の勝ち点が同点の場合は、2試合の得失点差が上回ったチーム、さらに並んだ場合は、リーグ戦上位チームが勝者となる。
 ▼平田・ネト・アントニオ・マサノリ(ひらた・ねと・あんとにお・まさのり) 1995(平成7)年11月16日生まれ、愛知県大府市出身の23歳。日系ブラジル3世。167センチ、77キロ。ポジションはピヴォ(FW)。生後間もなく、ブラジルへ帰国後、6歳で再び名古屋市緑区へ。有松中から部活でサッカーを始めた。弥富高を2年で中退し、2013年、名古屋の下部組織に入団。トップチームに昇格した16年11月、日本国籍を取得した。

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