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進む駅のバリアフリー 利用客3000人未満は対象外

2020年9月9日 05時00分 (9月9日 05時00分更新)
車いす利用者の乗車前に板を渡す駅員=名古屋市営地下鉄桜通線名古屋駅で

車いす利用者の乗車前に板を渡す駅員=名古屋市営地下鉄桜通線名古屋駅で

  • 車いす利用者の乗車前に板を渡す駅員=名古屋市営地下鉄桜通線名古屋駅で
 障害者や高齢者が自由に移動しやすい社会の実現を目指す「バリアフリー法」。前身の「交通バリアフリー法」が施行され今年で20年になる。この間、主要な鉄道の駅にはエレベーター設置などが進み、駅員による声掛けや誘導なども積極的に行われるようになった。一方、利用者の少ない無人の駅では今も段差などが残り、当事者からは不安の声が上がる。(佐橋大)
 国土交通省はバリアフリー法に基づく整備目標に合わせ、駅のバリアフリー化を進めている。二〇一一年には二〇年度末までに一日の利用者三千人以上の駅の原則すべてで段差を解消するとの目標を策定。段差解消とは、基準を満たしたエレベーターを設置するなどし、改札外からホームまで車いすで移動できるルートが確保できることを言う。
 同省によると、一八年度末の利用者三千人以上の駅の段差解消率は90・4%。一方、三千人未満の駅の解消率は22・2%だ。
 電動車いす利用者で、「愛知県重度障害者の生活をよくする会」会長の石田長武(おさむ)さん(50)=名古屋市=はこれら設備面に加え、「駅員が適切に関わってくれると、皆が駅を利用しやすくなる」と指摘する。
 石田さんが日常的に使う名古屋市営...

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