(37)仕事以外でも誰かの役に

2020年9月9日 05時00分 (9月9日 05時00分更新) 会員限定
2017年に椙山女学園大で開いた視線入力の体験会。特別支援学校の子どもたちも参加してくれた

2017年に椙山女学園大で開いた視線入力の体験会。特別支援学校の子どもたちも参加してくれた

  • 2017年に椙山女学園大で開いた視線入力の体験会。特別支援学校の子どもたちも参加してくれた
 二〇一七年、障害者をテクノロジーで応援する学生サークル「YELLTECH(エールテック)」を椙山女学園大(名古屋市)で発足させ、視線入力の体験会を開いた。特別支援学校の先生や医療関係者らに声を掛け、脳性まひの高校生と私と同じ病気の脊髄性筋萎縮症(SMA)の小学生も来てくれた。
 車いすに乗った子どもたちは寝たままパソコンの画面を見ながら文字が打てることに興味津々の様子。特別支援学校に通い、大学生と触れ合う機会がない中、目はきらきら輝いていた。
 使用したソフトウエアは、入院中にロボット研究者の吉藤オリィ氏から見せてもらった「OriHime eye」、そして私が普段、仕事やゲームでも活用しているユニコーン製の「miyasuku」。いずれも無償提供してもらい、両社にはソフトウエアを体験会を通じて宣伝することを約束した。こういった渉外術は、私がサークルに唯一貢献できることだった。
 今は新型コロナの感染拡大を受け、大学で体験会を開くなどのサポート活動はできていない。だがYELLTECHは発足後三年あまりで、私の母校の特別支援学校や病院など、さまざまな場所でボランティア活動を行った。二者択一クイズ...

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