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「顔」あるロボ 患者と対面 県済生会病院 

2020年9月8日 05時00分 (9月8日 09時34分更新)
遠隔操作ロボットの画面を通して、医師らが患者に近づかなくても様子を見ることができる=福井市の県済生会病院で

遠隔操作ロボットの画面を通して、医師らが患者に近づかなくても様子を見ることができる=福井市の県済生会病院で

 新型コロナ対策 遠隔操作し感染予防

 新型コロナウイルスの感染拡大でソーシャルディスタンス(社会的距離)の保持が図られる中、福井市和田中町の県済生会病院が、遠隔操作ロボットを導入した。医師や家族らが患者に近づかずに様子を見たり、見舞ったりすることができ、感染予防につながる。同院によると、導入は県内初。 (山口育江)
 ロボットは全日本空輸(ANA)のグループ会社が開発した「newme(ニューミー)」で土台には車輪が付いており、支柱の先にモニターが付いている。導入は一台。
 医師や家族らは、患者の病室にあるロボットをパソコンを使って遠隔操作し、ビデオ通話ができる。モニターの角度やロボットの位置を動かせ、さまざまな角度で患者の顔や病室の様子が見られる。
 感染予防対策で、入院患者への面会は現在断っているが、遠隔操作ロボットなら高齢者でも難しい操作をすることなく、家族と画面を通じて顔を合わせることができるという。
 七日は、看護師十五人が操作を体験。「患者さんの顔が見られ、顔色が分かるのが良い」と効果を感じていた。登谷大修院長は「看護師らが患者の状態を見に行く時間や回数が減る。いろいろな角度から、精度の高い患者の観察ができる」と期待を寄せた。

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