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サッカーでも起こす!東邦旋風 世界基準の選手育てる道家メソッド

2019年4月27日 02時00分

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練習中、生徒にアドバイスを送る道家さん(左)=愛知県日進市の愛知東邦大日進グラウンドで(牧原広幸撮影)

練習中、生徒にアドバイスを送る道家さん(左)=愛知県日進市の愛知東邦大日進グラウンドで(牧原広幸撮影)

 “東邦旋風”は野球だけじゃない! 中京大中京高サッカー部の道家歩・前監督(54)が、4月から東邦高校サッカー部の統括責任者に就任した。9年ぶりに現場復帰。かつてFW宮市亮(ザンクトパウリ=ドイツ)、伊藤翔(鹿島)らを育て、高校から欧州クラブへ送り込んだメソッドを使って、「サッカー・東邦」のブランドづくりに尽力する。
 東邦高野球部に押され気味な東邦高サッカー部。しかしながら全国高校サッカー選手権6度出場の強豪に、この4月から統括責任者として道家さんが加わった。技術指導だけでなく、選手獲得も任されている。
 「初めは『ご冗談を』と話していた。それでも、学校側は本気。指導者を育てるという意味でも、もう一度現場に復帰しようと思った」
 確かな手腕がライバル校からのオファーの要因。個の能力を引き出す指導には定評があり、中学時代DFだった宮市のスピード、決定力、性格を見てFWに抜てき。2010年に高校サッカーからは超異例のアーセナル(英国)入団を実現させた。
 ベンゲルの血が流れている。1995、96年には名古屋グランパスのテクニカルスタッフとして、当時のベンゲル監督と共闘。「ベンゲルは適性を見極めるのがすごくうまかった」。名将の選手の個性を生かす指導哲学を間近で学んだ。
 東邦サッカーの改革第1弾として、選手に体の仕組みを教えた。「体が扱えなければ、ボールは扱えない」。宮市や野球のイチロー(元マリナーズ)らが愛用した鳥取のトレーニング研究施設「ワールドウィング」へ選手を連れて行った。複数回指導を受け、サッカーに必要な動作を学ぶという。
 道家さんには、今年のセンバツを制した野球部に続く全国制覇はもちろん、世界へはばたく“宮市2世”の育成にも期待がかかる。「アスリートは1センチ、1ミリでも向上心を高く持つべきだ。チャレンジしないと何も始まらない」。東邦が令和の高校サッカー界をけん引する存在へのし上がる。
 (牧原広幸)
 ▼道家歩(どうけ・あゆむ) 1965(昭和40)年1月25日生まれ、名古屋市守山区出身の54歳。中京大卒業後は、同志社大コーチなどを経て、92年に名古屋グランパスのスタッフに。コーチ、スカウトなどを務めた後、96年に愛知県高校選抜のスタッフ。97年に中京大中京高に出向し、2004年から10年まで監督。

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