入場制限19日にも緩和、政府検討 5000人撤廃、収容50%は維持
2020年9月8日 05時00分 (9月8日 05時00分更新)
政府が、新型コロナウイルス感染症対策で九月末まで継続するとしていたイベントやプロスポーツの人数制限を、十九日にも緩和する方向で検討に入ったことが分かった。上限五千人を撤廃し「収容人数の50%」のみを維持するとみられる。政府関係者が七日明らかにした。全国的な感染が落ち着きつつあるとみて、有識者らによる新型コロナウイルス感染症対策分科会を十一日に開き、最終判断する方針だ。
同日の分科会では、観光支援事業「Go To トラベル」の対象に東京都発着の旅行を追加するかどうかも検討する可能性がある。都が十日に開催する感染状況のモニタリング会議を踏まえ、慎重に対応する。追加する場合は九月下旬を想定している。
政府はイベント制限の緩和によって、感染症対策と経済活動を両立させる戦略を加速させる狙い。経済効果をより大きくするため、九月後半の連休前が望ましいと判断した。今後、収容人数の50%制限についても緩和を検討する見通し。
西村康稔経済再生担当相は七日の記者会見で「感染状況が落ち着きつつあることを踏まえ、分科会を開いて(緩和を)判断してほしい」と述べた。ただ緩和後に再び感染が広がり、季節性インフルエン...
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