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大学中退!人生懸けたプロ入り Bリーグ新人賞、三河・岡田侑大

2019年5月31日 02時00分

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シーズン途中入団ながら40試合に出場し、新人賞を受賞した岡田=4月20日、スカイホール豊田で(いずれも高畑章撮影)

シーズン途中入団ながら40試合に出場し、新人賞を受賞した岡田=4月20日、スカイホール豊田で(いずれも高畑章撮影)

  • シーズン途中入団ながら40試合に出場し、新人賞を受賞した岡田=4月20日、スカイホール豊田で(いずれも高畑章撮影)
  • 「プロ入りが良い選択だったと言えるよう、さらに結果を残したい」と抱負を語る岡田=京都市内で
 バスケットボールBリーグの18-19シーズン新人賞を受賞した、シーホース三河の岡田侑大(20)は昨年11月、大学を中退してプロ入りした。大学で活躍しながら、日本で少数とされる決断をくだした背後には、少なからず葛藤もあった。「決断が正解だったと言えるように」。人生を懸けて飛び込んだ世界で、さらなる飛躍を目指す。
 約5カ月間のルーキーイヤーを駆け抜けた。日本一の選手に育てるという、鈴木ヘッドコーチ(HC)の言葉を意気に感じる若武者は、昨年11月16日に2得点でデビュー。攻撃の起点や点取り役を担い、40試合で平均10.3点を記録した。
 先発が増えた3月以降、憧れの比江島を擁する栃木との2連戦で19、21得点と爆発力を見せた。一方で、プレーオフ出場が途切れた苦難もあり「短期間で良いも悪いも味わった」と振り返る。
 かねての目標だったBリーグへ、気持ちと運命は突然動いた。18年9月、拓大で共に戦う留学生が、NBAを目指して渡米した。同じく中心選手の岡田は「(プロを見据えた)質の高い練習が大学でできなくなるならば、もっと良い環境を求めてプロになるべきだ。良い時期なのかなと」。
 池内監督にはなかなか切り出せなかったが、副主将の後押しもあり、思いを打ち明けた。引き留めるどころか、それまで1年半の活躍をたたえて挑戦を応援された。
 「感謝されるなんて思ってなくて、辞めて良かったのかなと複雑でした。それでもプロ入りへ抵抗はなかった」
 新人賞は通過点という位置付けだ。「決断が成功かどうかは、キャリア全体で判断すること」。2年目以降は厳しいマークを実力で上回り、成績を残す意欲を見せる。
 オフシーズンは故郷で自動車教習所に通い、「何でもおいしい」と母親の料理に舌鼓を打つ。コート外では1人の若者だが、競技となれば「三河を優勝させないと満足できない」と語る。持ち前の向上心で、来季以降もチームの力となってくれるはずだ。 (高畑章)
 ▼岡田侑大(おかだ・ゆうた) 1998(平成10)年6月10日生まれ、京都府出身の20歳。189センチ、82キロ。ポジションはガード。当初は少年野球とバスケットボールを両立し、小学校中学年のころに競技を絞った。京都・東山高3年時には高校総体と、全国高校選抜優勝大会で準優勝。拓大では、1年時の関東大学リーグ戦で優秀選手賞を獲得した。

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