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元世界王者イズムで名産大サッカー部大躍進! 「高山ロード」で東海2部から全国大会迫った

2019年8月28日 18時49分

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名産大イレブン

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  • 名産大の小崎監督
 サッカーの東海学生リーグで、2部の名産大(愛知県尾張旭市)が目覚ましい躍進を続けている。総理大臣杯予選では1部勢を連破し全国大会まであと一歩まで迫り、前期終了時点で2部首位を独走。同じ大学に所属するボクシングの元世界王者、高山勝成(36)のエキスを吸収し、レベルアップしている。
 創部9年目の新興チームが小さな驚きを与えている。2部7勝2分けで独走する名産大が、1部の岐協大、四日市大を立て続けに破ったのが、7月の全日本大学トーナメント総理大臣杯東海予選。勝てば全国大会出場だった3位決定戦で中京大に0―2で敗れたが「2部の大学が、ここまで勝ち上がったことさえ初めてでしょう」と東海学生連盟幹部は目を見張る。
 高校時代に実績のある選手はほぼいない。小崎峰利監督(62)のもと「真摯に謙虚に」をモットーに活動するなか、最高の手本が身近にいた。
 2017年に入学したWBOミニマム級元世界王者で、アマチュアで東京五輪を目指している高山だ。チームの中心、MF住川鳳章は同じ3年生で一緒に講義を受けることもある。「僕らが恐縮するぐらい腰が低いし謙虚で、授業でも積極的に質問する。意識の高さは、すごいなと思うし、学ぶことが多い」と影響を受けている。住川は青森山田が全国高校選手権で初優勝したときの主力。「入学当初から実力は突出していたがプレーにムラがあった」と小崎監督は振り返るが「チーム全体を考えて献身的な動きも出てきて、成長した」と変化を感じている。
 技術面の効果もある。GK陣はボクシング部の練習に出向き、高山から適切なステップワークを学ぶ。校内の坂道で高山がダッシュするのを見て、勝手に「高山ロード」と名付けて、練習メニューに取り入れた。「試合に勝つと、高山さんがツイッターで発信してくれることもありがたい。世界王者とコラボして強化したい」と小崎監督。
 来季の1部昇格(上位2チーム)をかけた戦いは9月14日に再開する。主将の斎藤拓斗(3年)は「今季の目標は1部昇格だったが、今は1部で互角に戦えるチームを目指している」と上方修正した。

小崎監督は名古屋FCでJリーガー輩出

 〇…小崎監督は、中学生年代の強豪、名古屋FCの創設者。OBには大岩一貴(仙台)、藤田息吹(松本)ら現役J1選手が4人いる。その育成理論を用いて名産大を指導するだけでなく、名古屋FCと有力高校とのパイプを生かして選手を集める。とはいえ主力級は困難。住川は入学が決まる夏まで、層の厚い青森山田で1軍ですらなかったが秋以降に急成長し日本一に貢献。極めて特殊なケースだった。

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