異色ボクサーが4連続KO勝利 早大卒の藤田、西軍代表決定戦へ
2019年9月15日 15時31分
ボクシング新人王の中日本・西部対抗戦が15日、愛知県刈谷市のあいおいホールであり、中日本S・ライト級新人王・藤田裕崇(24)=名古屋大橋=が2回、宇野凌汰(フジタ)にTKO勝ち。大阪で11月10日に行われる西軍代表決定戦に進出した。藤田はデビュー以来4戦4勝(4KO)。
1回、宇野のジャブにてこずった藤田は2回になるとサウスポースタイルにスイッチ。左右のフックでダウンを奪い、何とか立ち上がった宇野にパンチを畳み掛けて勝負を決めた。
「横のパンチが見えていないと思ったのでスイッチしました」と藤田。学生時代はサウスポーだったがプロに転向した昨年オーソドックスに変えた。自在型というのも強みだ。これで狙いを定める全日本の新人王まであと2勝。「判定というのは、ぼくにはないかもしれませんね」と話す。
一般学生として難関の早大社会科学部に進み、現在はリクルートに勤務する営業マン。新築マンションの販売を手がけている。ハードな二足のわらじだが、「ここまでやって来ましたから大丈夫です」と話す。
前回はガウンをまとって登場し、ツイッターも小まめに更新する情報発信型。そんな藤田にあこがれてボクシングを始めようとする子どもも出てきたそうだ。「ビッグになりたい」と口にしてきた藤田。大学で始めたボクシングはまだまだ粗削り。それだけに楽しみである。
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