放生祭 絵で楽しんで 小浜のデザイナー・足立さん 

2020年9月7日 05時00分 (9月7日 10時01分更新)
出身地区・酒井の山車など今年の当番区の演し物を描いた足立さん=小浜市の駅通り会館で

出身地区・酒井の山車など今年の当番区の演し物を描いた足立さん=小浜市の駅通り会館で

  • 出身地区・酒井の山車など今年の当番区の演し物を描いた足立さん=小浜市の駅通り会館で

山車や神楽 12区分描く

 小浜市羽賀、デザイナー足立直紀さん(66)による「小浜放生祭(ほうぜまつり)展」が、同市酒井の駅通り会館で開かれている。新型コロナウイルスの感染拡大で、今月開かれるはずだった放生祭は見送りに。「私にできることは絵を描くこと」と絵筆を握り、今年の出番予定だった十二区の演(だ)し物をパステル画で一枚ずつ仕上げた。展示は三十日まで。
 今夏、酒井の実家を掃除している最中に一九八五(昭和六十)年の市美術展出品作品「放生祭」を偶然見つけたのが契機。当時の作品は縦四十センチ、横二・二メートルの用紙に祭りを楽しむ大勢の人を描いていた。
 かつて酒井の山車を引いた足立さん。「子どもの頃から楽しんできた秋祭りが中止になるのは本当にさみしい」と今回、創作に励み、一カ月で出番の十二区の山車、神楽、大太鼓、獅子を完成させた。
 演し物の周りに群がる当番区の人たちを描いているのが特徴で、縦二十八センチ、横九十センチの板に和紙を貼り、フェルトペンで輪郭を描き、クレヨンや色鉛筆で着色した。
 三十五年前の市美術展出品作品も併せて展示した足立さん。自らの作風の変化を感じながら「来年こそはぜひ」とコロナ禍が鎮まることを願っていた。 (池上浩幸)

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