[ボクシング]5連続KOのサラリーマンが新人王挑戦 名古屋の藤田裕崇が敢闘賞対決

2019年12月20日 11時22分

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全日本新人王決定戦に挑む西軍代表の藤田裕崇

全日本新人王決定戦に挑む西軍代表の藤田裕崇

  • 全日本新人王決定戦に挑む西軍代表の藤田裕崇
 ボクシングの全日本新人王決定戦(22日・後楽園ホール)の、スーパーライト級に西軍代表として藤田裕崇(名古屋大橋)が出場する。デビューから5連続KOのサラリーマンボクサーで、東軍代表の本多航大(川崎新田)と対戦する。
 早大からリクルートへ。経歴だけ見れば「エリート」かもしれない。「そう言われるのは嫌ですよね」と藤田は言う。一般学生として入学し、ボクシングを始めたのもその後。スポーツ推薦などキャリアにまさる先輩たちの壁は厚くレギュラーになれたのも4年になってからだった。
 「でも、これだけは言えると思うんです。(中日本新人王の)トーナメントで一番成長したのは自分だと」
 アマチュア経験はわずかに10戦(7勝)。プロになってデビュー直後こそパワーで圧倒できたが、その後は苦戦が続いた。ガードが崩せずにてこずったり、押し込みながらガードが甘くなったところにまともにパンチをもらったり…。それを乗り越えての5連続KOなのである。
 その藤田が今回、最大のモチベーションにしているのが同僚の応援。職場などから80人の応援団がやってくる。就職活動でもプロボクサーとして両立できる条件で企業を回ったという。
 「よし、一緒にその道を探って頑張ろうと言ってくれたのはリクルートだけだったんです」
 かつての同社は24時間戦うようなモーレツ社員の集まり。会社への泊まり込みも当たり前だった。しかし働き方改革が進み、雰囲気は激変。藤田はその象徴的存在になっているのかもしれない。それでも練習開始は午後7時半すぎ。ボクシングも仕事も手を抜かないのが藤田のスタイルだ。
 「みなさんには本当に感謝してます」。派手なパフォーマンスの下に熱いハートを隠し、あこがれた後楽園ホールのリングに上がる。
 藤田、本多ともに代表決定試合で敢闘賞に輝いており、屈指の好カードになりそうだ。

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