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LINEで伝えた選抜大会中止「立ち止まってる暇ない」いかに選手に前向かせるか…岡崎城西監督の工夫[バドミントン]

2020年3月27日 19時31分

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岡崎城西の藤井監督が選手に送ったLINE

岡崎城西の藤井監督が選手に送ったLINE

  • 岡崎城西の藤井監督が選手に送ったLINE
  • ミーティングで選手に話す岡崎城西の藤井珠生女子監督(左)。右から2人目が久湊菜々

無念の春(3)=幻の高校選抜大会代表校の今

 バドミントンの高校選抜大会の中止が決まった2月29日。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で部活動が中止となっていた岡崎城西の藤井珠生女子監督(28)は、選手にLINEを送った。
 「選抜の中止が決まりました。立ち止まってる暇はありません。インターハイに向けて頑張りましょう」
 目標にしていた全国大会が消え、選手の動揺や喪失感などが懸念された。藤井監督は「選抜大会がなくなったことをプラスに捉えたかった」と、あえて厳しい言葉で選手に前を向かせた。
 3月26日から鹿児島市などで開催予定だった選抜大会には、1年生ながら昨夏の全国高校総体(インターハイ)の女子シングルスで8強入りした久湊(ひさみなと)菜々をはじめシングルス2人、ダブルス1組と学校対抗戦に出場予定だった。
 大会の中止が決まり、県外の実業団チームなどに胸を借りる遠征も取りやめ。部内には少しフワフワした雰囲気が漂った。13日から再開された練習では、これまでになかったミスが目立った。
 本来なら大会直前の調整の時期。なのに、大会はない。どんな練習をすれば良いのだろうか…。藤井監督は、基礎的な練習で地力の底上げを目指した。「試合がなくなっても練習はできる。時間ができて良かったと考えるようにした」
 優勝候補の一角とみられていた久湊も、すぐに気持ちを切り替えた。「4月の後半にはインターハイの地域予選が始まる。こういう時期だからこそ、足りないものを補うために練習しないと」
 単調なラリーを指摘されることが多いため、練習では多彩な返球を身に付けることを目標に汗を流している。「インターハイがなくなるとは思っていない。絶対にあると信じている」。コロナウイルス禍が去った夏に、春の悔しさをぶつける。
 ◇  ◇
 コロナウイルスの感染拡大で晴れの舞台を奪われたのは、高校球児だけではない。全国高校体育連盟に加盟する競技団体が今春に予定していた高校選抜大会も、全て中止となった。全国の強豪との対戦に向け、鍛錬を続けてきた選手や指導者は無念をどのように受け止めたのか。選抜大会に出場予定だった愛知県の高校を追った。

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