本文へ移動

「家の手伝い」「読書」で過ごした部活休止3週間 強化の不安よりプレーの喜び感じた中部大春日丘[ラグビー]

2020年3月28日 04時37分

このエントリーをはてなブックマークに追加
3週間の休みが明け、連係プレーを確認する中部大春日丘の選手たち

3週間の休みが明け、連係プレーを確認する中部大春日丘の選手たち

無念の春(4)=幻の高校選抜大会代表校の今

 春の全国選抜は、新3年生の進路先を左右する。中部大春日丘ラグビー部の宮地真監督(54)は「大学の推薦は秋ごろまでに決まる。花園は冬に開催されるので、春の選抜がアピールの場となっている」と話す。
 同校は本年度全国大会で16強入り。U―17日本代表の福田大晟主将ら新3年生が数多く出場していた。そのため、指揮官は選抜中止が進路に与える影響は少ないとの見方を示す一方で、「もし上位に食い込めたら、新2年生の可能性を広げられた」と思いを巡らす。
 新3年生の受け止め方は少し違う。福田は「花園の後にレギュラーになった同級生は、選抜がなくなって悔しがっている」と内情を明かす。下を向く仲間に自身にも言い聞かせるよう励ました。
 「大学の人がどこで見ているかわからない。選抜がなくなった分、これからの一試合一試合を頑張っていこう」
 新型コロナウイルスの影響で、同部は2月末から3週間、練習を休んだ。国語教師でもある宮地監督は「こういう時はラグビーから離れた方がいい」と、選手に「本を読む」「家の仕事を手伝う」という課題を与えた。
 福田が手にしたのは、元日本代表の五郎丸歩著「不動の魂」。トップ選手の歩みと自身を重ねた。インターネットでは、先輩の進路や強豪大学の受け入れ環境を調べた。
 練習は20日に再開された。久しぶりにラグビーができると思うと、いつもより早くグラウンドに来ていた。「自主練より、やっぱり大人数でやるのが楽しい」と福田。強豪校と真剣勝負ができる選抜で今のチーム力をはかれず強化に不安を残すが、選手はプレーできる喜びをかみしめている。
 ◇  ◇
 コロナウイルスの感染拡大で晴れの舞台を奪われたのは、高校球児だけではない。全国高校体育連盟に加盟する競技団体が今春に予定していた高校選抜大会も、全て中止となった。全国の強豪との対戦に向け、鍛錬を続けてきた選手や指導者は無念をどのように受け止めたのか。選抜大会に出場予定だった愛知県の高校を追った。

関連キーワード

PR情報

購読試読のご案内

プロ野球はもとより、メジャーリーグ、サッカー、格闘技のほかF1をはじめとするモータースポーツ情報がとくに充実。
芸能情報や社会面ニュースにも定評あり。

中スポ
東京中日スポーツ