保存トロリーバス、大町へ出発 富山・高岡の解体会社で式典

2020年9月6日 05時00分 (9月6日 05時00分更新) 会員限定
大町市の牛越市長(左)とバスの保存を喜ぶ善光さん(中)と高倉社長=富山県高岡市の日本総合リサイクルで

大町市の牛越市長(左)とバスの保存を喜ぶ善光さん(中)と高倉社長=富山県高岡市の日本総合リサイクルで

  • 大町市の牛越市長(左)とバスの保存を喜ぶ善光さん(中)と高倉社長=富山県高岡市の日本総合リサイクルで
 富山、長野両県を結ぶ立山黒部アルペンルートの黒部ダム−扇沢駅(大町市)間を二年前まで走っていた関電トンネルトロリーバスの現存する最後の一台が五日、保管されていた富山県高岡市の解体会社から、保存展示する大町市に向け出発した。六日朝に到着する予定。 (松村裕子)
 トロリーバスは架線から電気を得てモーターで走る。一九六四年から関電トンネルなど六・一キロを走り、二〇一八年十一月末で役目を終えた。大町市は保存を模索したが費用のめどが立たずに断念。高岡市の日本総合リサイクルが解体のため十五台を引き取り、「敷地が広いので一台だけなら」と保管していた。
 昨年六月、大町市内であったバスの部品即売会で、市職員が解体会社近くに住む公共交通再生アドバイザーの善光孝さん(57)=高岡市伏木国分=からバスが残っていると聞き、保存を再考。クラウドファンディングで百八十万円を目標に資金を募ると三日で達成したため、保存を決めた。
 古里へ帰る出発式が五日に同社であり、大町市の牛越徹市長が「バスは市の歴史の一部。奇跡のバスを末永く保存したい」とあいさつ。同社の高倉康氏社長(66)と善光さんに感謝状を贈った。
 牛越市長はバ...

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