移住の先輩紹介 ベンチャーのFromTo 浜松市が支援

2020年9月5日 05時00分 (9月5日 05時01分更新)
移住の希望者と経験者を引き合わせる「flato」のサイトを紹介するFromToの宮城浩社長=浜松市中区で

移住の希望者と経験者を引き合わせる「flato」のサイトを紹介するFromToの宮城浩社長=浜松市中区で

  • 移住の希望者と経験者を引き合わせる「flato」のサイトを紹介するFromToの宮城浩社長=浜松市中区で
 地方への移住を支援するベンチャーのFromTo(フロムトゥ、東京)が、移住の希望者と経験者をオンラインで引き合わせるサービス「flato(ふらっと)」を始めた。暮らしの実態や地域特有の事情を「先輩」に聞くことで理想と現実の食い違いを防ぎ、移住のハードルを下げることを目指す。浜松市が実証実験サポート事業として支援している。 (伊東浩一)
 サービスは、移住に関する情報がネット上にあふれる一方、自治体の窓口ではマイナスの情報を得にくいことから、移住先の候補を絞り込めない人が、経験者の本音や助言を聞ける場として企画した。
 「ふらっと」のサイトには移住の希望者、経験者共に無料で登録が可能。経験者が「東京と地方の二拠点で仕事をしている」「自然豊かな環境で在宅勤務をしている」といった体験談を掲載し、興味を持った希望者が連絡を取る。その後の相談はビデオ通話やチャットで進める。相談料は経験者が設定するが、一時間当たり千〜千五百円が相場。相談料の二割が手数料としてフロムトゥに入る。
 昨年十一月にサポート事業の採択を受け、試行を経て今年七月から本格的にサービスを開始。一カ月に十組前後を仲介している。今後は経験者への相談だけでなく、仕事や住居探しなど移住に関する総合的な支援ができるように順次、機能を追加する予定だ。
 同社は東京・新宿に本社を置いているが、五人の社員全員がテレワークをしている。宮城浩社長(34)も「ふらっと」の事業採択をきっかけに浜松市内に移住し、経営に当たっている。
 宮城社長は「地域で知り合いができず、ホームシックになって移住に失敗するケースが多い。事前に先輩とつながっておくことで、精神面でも孤独にならずに済む」と話す。

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