GTRニッセイ、4年ぶりV王手 中スポ杯新春リーグ6勝目
2019年1月24日 02時00分
GTRニッセイは3-2でフタバ産業を下し6勝目(1敗)を挙げ、4年ぶりの優勝に王手をかけた。エース三浦勝志投手(28)が強打のフタバ産業を2失点完投。パナソニックデバイスSUNXは2-1で小林クリエイトに勝ち、イスコジャパンは1-0で近藤産興を破った。
負けたら首位の座を明け渡すことになる修羅場でエースが踏ん張った。1点を先行した直後の2回、ニッセイの堅守がほころびた。先頭打者への四球と捕手の送球エラーなどによる1死二、三塁で、次打者のゴロを今度は三塁手がタイムリーエラー。さらに左翼犠飛で逆転された。
「守りのミスがあったけど、もとは四球がきっかけ。(四球を)カバーできなかった自分が悪い」。三浦は気持ちを切り替え3回以降を無失点に封じた。四球は2回の1つだけ。2安打されながら三塁を踏ませることはなく、味方の再逆転を引き出した。
二見利彦監督(41)が「きょうは三浦に尽きます。しっかり投げていた。リズムよく強弱をつけて安心して見ていられました」と絶賛した快投。ヒーローは「フタバは主軸の一発が怖いですが、気負わずいつも通り投げたのが良かった」と冷静に振り返った。
三浦は豊田大谷高から国際武道大を経てGTRニッセイ入り。昨年11月の東日本選手権大会優勝に貢献した右腕は「あと2試合。最後まで気を抜かずに投げる」と4年ぶりの栄冠奪回を誓う。
(高野行正)
GTRニッセイは1点を追う4回、先頭の高木が右翼越えに同点本塁打。後続に3本の二塁打が出るなどして逆転した。「流れを変えるのが4番の仕事です」と話す高木は名城大から入社して2年目。「去年はいい経験をできました。今年はその恩返しをしたい」と意欲十分だ。
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