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星稜の奥川「勝って記憶に」 平成最後の甲子園で歴史作る

2019年1月26日 02時00分

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喜ぶナインたち=金沢市の星稜高校室内練習場で(戸田泰雅撮影)

喜ぶナインたち=金沢市の星稜高校室内練習場で(戸田泰雅撮影)

  • 喜ぶナインたち=金沢市の星稜高校室内練習場で(戸田泰雅撮影)
  • 2年連続のセンバツ出場が決まり「全国制覇」を目指して笑顔を見せる星稜の奥川=金沢市の星稜高校室内練習場で(戸田泰雅撮影)
 第91回センバツ高校野球大会(3月23日開幕、甲子園球場)に出場する32校を決める選考委員会が25日、大阪市内で開かれ、ドラフト1位候補として注目される、投打二刀流の石川昂弥選手(2年)を擁する東邦(愛知)、奥川恭伸投手(2年)が注目される星稜(石川)に吉報が届いた。東海地区からは17年ぶり出場の津田学園(三重)、北信越からは春夏を通じて初出場の啓新(福井)も選ばれた。昨年、2度目の春夏連覇を達成した大阪桐蔭は近畿の補欠校となり、史上初の大会3連覇への挑戦権を逃した。組み合わせ抽選会は3月15日に行われる。
 満面の笑みはほんの一瞬だった。星稜のエース・奥川の闘争心にスイッチが入った。金沢市の同校室内練習場での練習中にセンバツ出場の報を聞くと、真剣な表情で抱負を口にした。
 「星稜は負けて記憶に残る試合ばかりなので、勝って記憶に残りたい。平成最後の甲子園なので、新しい歴史をつくれたらいいなと思っています」。小松辰雄(元中日)、松井秀喜(元ヤンキースなど)ら偉大な先輩たちが成し遂げられなかった甲子園Vを宣言だ。
 中日が今秋のドラフト1位候補に挙げるなどプロが熱視線を送る右腕。昨秋は明治神宮大会で準優勝に導いた。今大会では横浜の左腕・及川とともに大きな注目を浴びる。それでも、自身は辛口の評価を下している。
 「(林)監督から『おまえたちは全国で10番目くらいの力』と言われてますけど、チーム力はもっと下かも…」。及川について聞かれても「彼は自分よりも上の存在」。もっとも、引き下がる気はない。「春までに差を縮められたら」と言い、これから自分の練習ペースを上げると明かした。
 年明けからは毎日60球の投げ込みを続けているが、今後は球数を増やす予定。さらに、走り込みの量を多くしてスタミナも強化。昨夏の甲子園では、2回戦の済美戦で投球中に右足をけいれんさせて降板し、6点あったリードを逆転されるきっかけを作った。失敗は繰り返さない。
 最近、甲子園で勝利を収めて喜ぶ姿を想像することがあるという。願いをかなえるには好投が不可欠。「秋より成長したといわれる投球をしたい」。悲劇の主人公にはならない。笑顔で紫紺の大旗を金沢へ持ち帰る。 (川越亮太)
 ▼奥川恭伸(おくがわ・やすのぶ) 2001(平成13)年4月16日生まれ、石川県かほく市出身の17歳。183センチ、82キロ。右投げ右打ち。小学2年で野球を始め、宇ノ気中時代は3年時に全国制覇。昨春のセンバツでは8強進出に貢献し、夏の第100回大会は最速150キロの速球を軸にした投球で1勝を挙げた。9月のU18アジア選手権では2年生で唯一の高校日本代表に選出された。

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