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大内、竜入団・勝野の穴埋める 中京大エース左腕、社会人へ

2019年2月9日 02時00分

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三菱重工名古屋の一員として練習に励む大内公貴投手=三菱大府グラウンドで(川越亮太撮影)

三菱重工名古屋の一員として練習に励む大内公貴投手=三菱大府グラウンドで(川越亮太撮影)

 愛知大学野球リーグ(中日スポーツ後援)、中京大でエースとして活躍した大内公貴投手(22)が今春、社会人野球の三菱重工名古屋に入社する。チェンジアップなど多彩な変化球が武器の左腕は、昨春のリーグ戦でMVPを獲得し、全日本大学野球選手権(神宮)では中京大の36年ぶりの勝利にも貢献した。三菱重工名古屋は、昨季までのエース・勝野昌慶投手(21)が中日に入団。首脳陣はその穴を埋める存在と大きな期待をかける。
 日本選手権連覇と、2年ぶりの都市対抗出場を狙うチームに、頼もしい左腕が加わった。中京大のエースだった大内は、昨年12月に練習に合流すると、年明けに入寮。現在は愛知県大府市の三菱大府グラウンドで、1年目からの快投に向けた準備を進めている。
 「練習にもだいぶ慣れてきました。今はやるぞという気持ちです」。佐伯功監督(43)から「自分のペースでしっかり調整してくれ」と言われている大内は、すでにブルペンで立ち投げの投球練習を開始。「ボールはある程度まとまっていたと思う」と振り返る。
 低めにテンポ良く球を集めて、打たせて取る投球が持ち味。今は硬式野球を続けられる喜びを感じている。4年生になった昨春、卒業後の進路として社会人野球を希望していたが、なかなか声がかからず、秋季リーグの開幕後も就職先が決まらなかった。しかも、10月に左肩痛を発症。「将来どうなってしまうんだろう」と不安を感じた。
 そんな大内に、昨年11月の日本選手権で初優勝した三菱重工名古屋が、白羽の矢を立てた。昨秋のドラフトで、勝野が中日にドラフト3位指名され、投手陣の整備が急きょ必要となった。投手出身の佐伯監督は、チームのお膝元の愛知大学リーグで活躍していた大内の投球に注目した。
 「投球フォームが変則で面白い。打てそうで打てないし、先発で十分使えると思った」。日本選手権終了後に、来春の入社が決まった。当然、勝野のような活躍を期待しており、「大卒で取ったからには即戦力。良くなれば、春の大会や都市対抗の東海地区予選で使いたい」。大内も同じ気持ちで、「1年目からガツガツいきます。練習やキャンプで、どんどんアピールします」とやる気満々の表情を隠さない。
 同じ東海地区にはライバルもいる。その一人が、名城大のエースで、トヨタ自動車に進む右腕・栗林だ。昨秋までは愛知大学リーグでしのぎを削り続けてきたが、今度は新しい舞台で勝負することになる。「同年代の選手には負けたくない」と熱い闘争心をみせる大内。チームに欠かせない選手になるという決意を胸に、新しいステージを生き抜く。 (川越亮太)
 ▼大内公貴(おおうち・こうき) 1996(平成8)年12月9日生まれ、名古屋市出身の22歳。173センチ、77キロ。左投げ左打ち。矢田小5年の時に野球を始め、矢田中時代は名古屋中央シニアでプレー。愛知・栄徳高時代は春夏の甲子園大会出場はなく、3年夏の愛知大会も決勝で東邦に敗れた。中京大では1年秋からベンチ入りし、5度のリーグ優勝を経験。全日本大学野球選手権には2度出場し、2年時の奈良学園大戦、4年時の富士大戦と白鴎大戦で登板した。
 ▽中京大・半田卓也監督「大学でだいぶコントロールがついたと思う。まだまだ、伸びしろはたくさんある投手なので、社会人野球でさらに鍛えることで、球速もコントロールも一段高いレベルになるのではないかと思う」

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