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今、覚えておくべき144キロ逸材左腕 はや10球団が注目、福井・丹生高の玉村

2019年2月20日 02時00分

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最速144キロの直球が光る丹生高の玉村昇悟投手=福井県越前町の同校で(麻生和男撮影)

最速144キロの直球が光る丹生高の玉村昇悟投手=福井県越前町の同校で(麻生和男撮影)

  • 最速144キロの直球が光る丹生高の玉村昇悟投手=福井県越前町の同校で(麻生和男撮影)
 センバツ高校野球大会の出場校も決まり、アマチュア野球シーズンの開幕がいよいよ近づいてきた。今年の中部地区でプロが注目する高校、大学、社会人のドラフト候補選手を3回に渡って紹介する。第1回は丹生(にゅう)高(福井)の最速144キロ左腕、玉村昇悟投手(17)。
 今年の高校ナンバーワン投手の呼び声が高いのが、星稜の奥川。その奥川と同じ北信越地区に、楽しみな左腕がいる。丹生の玉村は切れのある最速144キロの直球と、抜群の制球力が武器だ。
 「今は、みんなで甲子園に行くのが目標。進路のことはまだ考えていないけど、プロは目指している。上の世界に行きたいと思っている」
 福井県越前町にある丹生は、甲子園出場経験がなく、玉村の入学後も県8強が最高成績。全国的には無名の公立校だが、すでにプロ10球団が試合や練習の視察、問い合わせを済ませている。北信越地区では奥川に次いで、プロに近い存在と言えるだろう。春木竜一監督(46)も「左投手では、全国でもトップクラスではないか。もっと注目されていい」と話す。
 177センチ、76キロのしなやかな体つき。入学時63キロだった体重の増加と歩を合わせるように、球速も伸びた。1年秋の135キロから、2年春には140キロに到達。昨秋の県大会準々決勝・福井工大福井戦で、自己最速の144キロをマークした。
 「ボール球が連続することは少ない。四球は多くても1試合で2、3個」という制球力も自慢。現在はケガをしない体作りを目指し、バランスボールや倒立などで、体幹を鍛えている最中だ。
 星稜・奥川とは練習試合で2度投げ合ったことがある。特に昨秋の明治神宮大会後は先発で9イニング4失点したものの、7回までは2安打無失点。神宮で準優勝した今春センバツの優勝候補を相手に、堂々と渡り合った。
 「奥川君は走者が出ると、迫力が違う。制球も変化球の質も良く、投球も上手い。自分はまだまだと感じた」。試合後には奥川と話す機会があり、変化球の握り方を教えてもらったという。
 「目指すべき存在。今は勝てないけど、上の世界で抜きたい」。その奥川とは生年月日が同じという縁もある。世代ナンバーワン投手を追い掛け、自らも高みを目指す。 (麻生和男)
 ▼玉村昇悟(たまむら・しょうご) 2001(平成13)年4月16日生まれ、福井県越前町出身の17歳。177センチ、76キロ、左投げ左打ち。小学4年から宮崎ファイヤーズで野球を始め、宮崎中では軟式野球部に所属。丹生高入学後は、1年春から控え投手としてベンチ入り。2年秋からエース。

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