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中村さん、愛知啓成新監督に 14年夏甲子園、三重高で準V

2019年2月10日 02時00分

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愛知啓成ナインに心構えを説く中村好治さん=愛知県稲沢市の同校グラウンドで(麻生和男撮影)

愛知啓成ナインに心構えを説く中村好治さん=愛知県稲沢市の同校グラウンドで(麻生和男撮影)

 2014年夏の全国高校野球選手権大会で、三重高を準優勝に導いた中村好治前監督(64)が今春、愛知啓成高の野球部監督に就任する。愛知啓成は創部5年目の2006年にセンバツに出場した実力校。だが、昨年、部員への暴力などで、当時の監督が2年間の謹慎処分を受けた。三重中京大監督時代にも全国大会に出場し、楽天・則本を育てるなど、アマ球界で実績十分の中村さんが再建に乗り出す。
 激戦の愛知にまた1人、経験豊富な監督がやってくる。中村さんは2002年夏に日章学園(宮崎)を春夏通じて甲子園初出場に導き、三重高時代の14年夏は準優勝。三重中京大の監督としても全日本大学選手権、明治神宮大会に出場し、楽天のエースとして活躍する則本を育てた名伯楽だ。
 中村さんはこの日、愛知県稲沢市の同校グラウンドを訪れ、ナインらと初対面。「きょうから一緒の仲間。みんなでいい思いができるように頑張ろう」と語りかけた。
 06年にセンバツ出場した同校野球部では、前監督ら指導陣による部員への暴力、暴言が昨年10月に発覚。前監督は日本学生野球協会から2年間の謹慎処分を受けた。
 体制の見直しを図る学校側は、実績十分な中村さんに監督就任を依頼。17年夏を最後に三重高監督を退任した中村さんの元には、複数の高校からオファーが届いていたが、「一番困っている学校だった。熱意を感じたし、やりがいもある」と愛知の実力校を選んだ。
 中村さんは高校、大学、社会人で監督経験があり、巧みなさい配には定評がある。また、選手との対話を重視する指導法でも知られる。三重高の監督を退いた後も、総監督として残ったが、現在は総監督も退任。4月から愛知啓成での指導を本格化する見通しだ。
 「時間はかかるが、チャンスはあると思う。愛知はレベルが高いが、チャンスがきた時に逃さないようにしたい」と中村さん。野球部再建と選手育成、その先に甲子園出場を見据えながら、新たな挑戦をスタートする。
 ▼中村好治(なかむら・よしはる) 1954(昭和29)年2月24日生まれ、大阪府出身の64歳。浪商(現大体大浪商)-専大から鐘淵化学に入社。神戸製鋼に移籍し、39歳までプレーした。指導者として田村コピー、日章学園高で監督を務め、2006年から三重中京大のコーチ、監督を歴任。14年4月に三重高の監督となり、同年夏の甲子園で準優勝に導いた。17年夏で退任し、総監督に就いた。
 ▼愛知啓成 1927(昭和2)年に稲沢高等女学校として創立。2001年に男女共学となり、稲沢女子から現校名に変更した。野球部は01年創部。06年のセンバツに初出場し、1回戦で金沢桜丘にサヨナラ勝利。2回戦で前田健太(ドジャース)を擁するPL学園に惜敗した。夏の甲子園は出場なし。OBに森越祐人(阪神)ら。

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