本文へ移動

成長!東邦の40発エース石川 センバツVへチーム打撃で導く

2019年3月13日 02時00分

このエントリーをはてなブックマークに追加
シート打撃で鋭い打球を放つ東邦高の石川昂弥

シート打撃で鋭い打球を放つ東邦高の石川昂弥

  • シート打撃で鋭い打球を放つ東邦高の石川昂弥
  • ブルペンで投球練習する石川=愛知県東郷町で(金田好弘撮影)
 東邦の主砲、石川昂弥投手(2年)が誇る高校通算40本塁打は、今大会の出場選手中最多。昨秋の公式戦で記録した7本塁打、27打点もトップの数字だ。練習試合解禁後にも1本塁打を追加。今年のドラフト上位候補に挙がる、押しも押されもせぬ右の大砲だが、今大会はあえて言わないことに決めた。
 「僕は狙って打ったことがない。甲子園でも、神宮でも、打ちたいと言って打てなかった。だから、今回は言いません」
 忘れもしない昨春のセンバツ。単独最多となる5度目の優勝を狙う名門の4番として臨んだが、4打数無安打で初戦を突破できなかった。東海大会覇者として出場した昨秋の明治神宮大会も初戦敗退。どちらも期待された一発はなく、悔し涙をのんだ。
 「大舞台で狙いすぎた面があった。本塁打は狙って打てるものではない。今は、その状況に応じた打撃をしたい」
 新チームから主将、さらにエースナンバーを背負い、チームの勝利を優先する意識はより強くなった。森田泰弘監督(59)は「周りが見えるようになってきた。精神的に成長した」と目を細める。迎える2度目の甲子園は自分の結果より、チームの結果が第一。「数字にはこだわらない。自分の持ち味を出すことに集中したい」と意気込む。
 チームは平成元年の1989年以来の頂点を目指す。東邦OBの父・尋貴さんは、ベンチ入りこそかなわなかったものの、当時の3年生。センバツ優勝したメンバーとともに、捕手としてプレーしていた。今春、優勝すれば父が平成最初、息子が平成最後の年に優勝を勝ち取ることになる。
 「平成の最初と最後は意識している。優勝します」。自身の成績については言わないが、チームの優勝だけは宣言する。 (麻生和男)
 ▼石川昂弥(いしかわ・たかや) 2001(平成13)年6月22日生まれ、愛知県半田市出身の17歳。185センチ、81キロ、右投げ右打ち。小学2年からツースリー大府で野球を始め、中学時代は愛知知多ボーイズに所属。東邦入学後は1年春の県大会から背番号13でベンチ入りし、続く東海大会から背番号6。1年秋から三塁手のレギュラー。甲子園は昨春センバツに出場。新チームから主将、主砲、エースとして引っ張る。

関連キーワード

おすすめ情報

購読試読のご案内

プロ野球はもとより、メジャーリーグ、サッカー、格闘技のほかF1をはじめとするモータースポーツ情報がとくに充実。
芸能情報や社会面ニュースにも定評あり。

中スポ
東京中日スポーツ