西島美保子 ブラインドマラソンのパイオニア

2020年9月4日 16時00分 (9月4日 16時00分更新) 会員限定

写真・蓮覚寺宏絵    

諦めずに走れば次が見えてくる

 視覚障害者マラソン界の「レジェンド」が福井市にいる。女子ブラインドマラソン選手として後進のために道を切り開いてきた「パイオニア(先駆者)」でもある西島美保子さん(65)。二〇一六年のリオデジャネイロ・パラリンピックでは途中棄権に終わった。「リベンジ」を誓い、来夏に延期された東京大会の出場を目指している。 (鈴木啓太)
 ―目の症状について聞かせてください。
 網膜が変性していると言われていて、現在の視力は左右とも〇・〇二くらいです。めがねやコンタクトレンズをつけてもあまり変わりません。若いころはもう少し見えていましたが、生まれつきのものです。
 ―マラソンはもともとやっていたのですか。
 学生時代はあまり運動は得意じゃなかったんです。部活動はブラスバンド部でクラリネットを吹いていました。でも学校で1500メートル走があった時、上位に入ったんです。今思うと、長距離は向いていたのかもしれません。
 学校を卒業して、福井市内の整形外科にマッサージ師として就職しました。二十四歳で結婚して、二人目の子どもが生まれる前に専業主婦になりました。二人目が小学生になって午前中はパート...

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