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サッカー母国も男女の賃金格差是正 イングランド協会が代表戦出場料の男女同額を発表…他国への波及も

2020年9月4日 12時33分

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イングランド女子代表のMFスタンウェイ(AP)

イングランド女子代表のMFスタンウェイ(AP)

 FA(イングランドサッカー協会)は3日、イングランド代表の男子と女子の試合出場料を同額にすると発表した。今年1月にさかのぼって適応する。すでにオーストラリア、ノルウェー、ニュージーランドが男女同額を決めており、2日にブラジルも男女同額を発表したばかり。この問題の火付け役になった米国では、女子からの訴えが却下され、再提訴している。イングランドの決定は今後、米国や日本など、各国代表戦での男女の賃金格差問題に影響を与えそうだ。
 FAは代表戦に出場した選手へ試合出場料の金額は公開していないが、英国メディアなどの調査によると、男子は1試合につき、フル出場の場合、約2000ポンド(約29万円)とみられる。男子はこれをすべて慈善団体に寄付することが習わしとなっている。男子の代表クラスは各クラブでの年俸が少なくとも3億円以上あるためだ。
 一方、イングランド女子代表は、ごく一部のトップ選手が年俸20万ポンド(約2900万円)を稼ぐが、年俸2―3万ポンド(約292―438万円)の選手も多い。
 今回、イングランドでは試合出場料の男女格差は是正されたが、移動や宿泊ホテルなどの待遇で、男女の格差はある。また宣伝広告など商業活動による収入や、ワールドカップをはじめ、国際大会での賞金の男女の格差は依然として大きい。
 今後は各国協会だけでなく、国際サッカー連盟などを含め、根本的に異なる商業的な収入によって生じる男女格差をどのように是正していくかも焦点になる。

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