創業当初のろうそく復刻 七尾の高沢商店 原料にハゼノキ

2020年9月4日 05時00分 (9月4日 10時42分更新)
創業当初の材料を使った新商品「和ろうそく一本杉」=七尾市一本杉町の高沢商店で

創業当初の材料を使った新商品「和ろうそく一本杉」=七尾市一本杉町の高沢商店で

  • 創業当初の材料を使った新商品「和ろうそく一本杉」=七尾市一本杉町の高沢商店で
 七尾市一本杉町のろうそく製造販売「高沢商店」は、明治時代の創業当初の商品を復刻させた「和ろうそく一本杉」の販売を始めた。地名を商品名に入れることで、地域の発展も願っているという。
 同店は一八九二(明治二十五)年に高沢浅次郎が創業した。原料にはハゼノキから抽出されるろうを使っていたが、採取が難しく高価であるため、徐々にヤシの実や菜の花、ウルシなどを使うようになっていったという。
 一方で高沢久代表は「ハゼのろうそくの火は温かみのあるオレンジ色で、ろうが流れ落ちにくい」と評価する。今回復刻を決めた理由は、そのハゼノキの材料の良さに再度こだわることに加え、付近に一本杉の名前を冠した和食料理店「一本杉川嶋」がオープンしたこと。高沢代表は「店主の川嶋亨さんが頑張ってくれている。一緒に活気あふれる一本杉をつくっていければ」と話した。
 八本入りで二千七百五十円(税込み)、九本とろうそく立て入りで五千五百円(同)。オンラインショップでも販売している。
 店では一日、同市伊久留(いくろ)町の浄願寺住職が焙煎(ばいせん)したこだわりのコーヒー豆の取り扱いを始め、PRしている。(中川紘希)

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