とくし丸 輪島で営業開始 高齢者向け移動スーパー

2020年9月4日 05時00分 (9月4日 10時39分更新)
とくし丸の出発を見送るヤスサキの社員ら=輪島市宅田町のワイプラザ輪島店で

とくし丸の出発を見送るヤスサキの社員ら=輪島市宅田町のワイプラザ輪島店で

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巡回中に見守りも


 食品スーパーなどを展開する「ヤスサキ」(福井市)は三日、買い物に出掛けるのが難しい高齢者向けの移動スーパー「とくし丸」の営業を輪島市内で始めた。市内百二十世帯を三つのコースに分けて回る。同社が運営する輪島市宅田町の「ワイプラザ輪島店」で出発式が開かれ、梶(かじ)文秋市長や輪島署の谷口弘署長ら三十人が、手を振って見送った。(森本尚平)
 同社は二〇一七年からとくし丸の事業を福井県内で展開しており、今回で八号目。月・木曜は輪島・河原田方面、火・金曜は大屋・二俣・別所谷方面、水・土曜は鵠巣(こうのす)方面を巡回。魚や肉などの生鮮品のほか、総菜や雑貨など四百種類以上の商品を販売する。担当する社員の白石智さん(61)は、二カ月ほど前から地域にあいさつへ出向き「『来てくれてうれしい』という声を頂きやりがいになる」と意気込んだ。
 市と同社は八月二十七日に、市地域貢献みまもり事業の協定を締結しており、巡回中に地域の高齢者や子どもたちの見守り活動にも協力する。輪島署からも「地域見守り活動」の委嘱を受け、高齢者に交通事故やニセ電話(特殊)詐欺被害の防止を呼び掛けるグッズの配布などもしていく。
 梶市長は出発式で「身近な所に商店が少なくなっている中で、地域の高齢者にいろいろなものを直接届ける大事な事業」とあいさつ。同社の安崎昌治社長は「四十年近く輪島市で商売をさせていただき、直接お店に来られなくなった方もいると思う。今までお世話になったお客さまにお返しがしたい」と話した。
 市内では、食品スーパー「どんたく」(七尾市)が六月から移動スーパーを営業している。

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