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根尾ばり活躍!東邦・石川2打点 中日スカウト「いつもいい内容の打撃」

2019年3月27日 02時00分

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1失点完投で初戦突破した東邦・石川(松田雄亮撮影)

1失点完投で初戦突破した東邦・石川(松田雄亮撮影)

  • 1失点完投で初戦突破した東邦・石川(松田雄亮撮影)
  • 富岡西-東邦 3回裏東邦1死一、三塁、先制の中犠飛を放つ石川。捕手粟田=いずれも甲子園球場で(松田雄亮撮影)
 今秋ドラフト上位候補のスラッガーが投打で魅せた。第3試合では、平成最初&最後の優勝を狙う東邦(愛知)が、21世紀枠で初出場の富岡西(徳島)に3-1で競り勝ち、初戦突破。石川昂弥投手兼内野手(3年)は、打撃で甲子園初安打となる適時打など1安打2打点、投げては11奪三振で完投した。第2試合では、広陵(広島)が八戸学院光星(青森)を2-0で下し、9年ぶりの春勝利。第1試合では初出場の筑陽学園(福岡)が福知山成美(京都)に3-2で勝ち、春夏通じて初勝利を挙げた。
 まさに独壇場だった。単独最多5度目の優勝を狙う東邦が、石川の投打にわたる活躍で好発進した。3番打者としては、甲子園初安打となる適時打を放つなど1安打2打点。エースとしては7安打1失点、毎回の11奪三振で163球完投した。
 「(完投より)適時打がうれしい。早く塁に出たかったので」。2年生の4番として出場した昨年は初戦敗退。自身も4打数無安打に終わった。「借りを返したかった」と本職であるバットで結果を出し、表情も緩んだ。
 プロ注目スラッガーの片りんを見せた。3回の第2打席は1死一、三塁でカーブを中堅フェンス前まで運ぶ先制犠飛。6回の左飛も当たりは鋭く、甲子園をどよめかせた。そして1点を勝ち越した直後の7回2死二塁では、初球の直球を中前にはじき返し、待望の甲子園初安打。「コンパクトに打てた。貢献できた」と自画自賛する追加点の適時打になった。
 この日は海外遠征で不在の自校吹奏楽部に変わって、大阪桐蔭高の吹奏楽部が三塁側アルプスで友情応援。適時打を打った7回の打席は、大阪桐蔭時代の根尾(中日)の応援歌が流れていた。「根尾さんの曲だと思った。根尾さんはどこでもできて、どこでも一流。尊敬している」。打って、投げて、根尾ばりの活躍で初戦突破に導いた。
 大会前の練習試合で3本塁打を放ち、高校通算42発。開幕前日の22日に大阪・渋谷高で行った練習では、体育館3階の窓ガラスを割る特大弾を放った。森田泰弘監督(59)が「甲子園ならスタンド中段だった」と驚く当たりを見せつけるなど、バットは好調だ。
 2回戦の相手は優勝候補に挙がる広陵。八戸学院光星戦で150キロをマークした注目右腕、河野を攻略しなければならない。「いい投手だけど、この勢いで勝ちたい」。次も投打で実力を証明する。 
 (麻生和男)
 ▽中日・中田スカウトアドバイザー(東邦・石川について)「素晴らしい。大型打者なのに、穴が少ない。いつ見ても、いい内容の打撃をする。球をとらえる方を優先しているのだろうが、(3回の犠飛と6回の左飛は)本塁打を狙っていたら、どちらかは入っていたのではないか」
 東邦の松井が7回、1死二塁から勝ち越しとなる左前適時打を放った。左打ちの1番打者は初球、外の直球を逆らわずにはじき返し「逆方向の意識で打った。いい線にいったなと思う」とうなずいた。「ボールを呼び込むのがうまくなった」と冬場の成長に目を見張っていた森田監督の期待に応えた。「甲子園は弱いスイングでは勝てない。通用する強いスイングをしたい」と次戦を見据えた。
【戦評】東邦は7回1死二塁から松井の左前打で勝ち越し、2死後に石川の中前打で加点した。石川は11三振を奪って1失点で完投。富岡西は6回に木村の適時二塁打で追い付いたが、終盤は攻撃が淡泊になり、浮橋を援護できなかった。

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