高校生応援 塾長は大学生 室井さん、石榑さん 小松で開業

2020年9月4日 05時00分 (9月4日 10時13分更新)
自習室で生徒に指導する石榑まり塾長(左)=小松市上寺町で

自習室で生徒に指導する石榑まり塾長(左)=小松市上寺町で

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対話を重ね「自ら考える生徒に」


 小松市上寺町(かみでらまち)出身の室井洸星(こうせい)さん(22)=立命館アジア太平洋大四年=が七月、友人の石榑(いしぐれ)まりさん(23)=金沢大四年=と、室井さんの実家で高校生向けの個別指導塾「ノビルらぼ」を開業した。室井さんは九月二十日、石榑さんは来年三月末で大学を卒業し、塾経営に専念する。対話を通じて生徒のやる気を引き出す「コーチング」を取り入れたきめ細かな指導で、成績アップを目指す。 (井上京佳)
 塾はJR小松駅から徒歩七分の場所にある。二階建て民家の一階を面談スペース、二階を自習室に活用。塾に通う生徒は自習室で勉強に励み、分からない点があれば塾長の石榑さんに教わる。石榑さんは大学で心理学を専攻し、コーチングの資格も持ったエキスパートだ。
 塾では週に一度、生徒と塾長の個別面談の時間を必ず設けるのが特徴。面談では、目標や志望校をもとに次の一週間の勉強計画を立てる。生徒は計画に沿って、目標までぶれることなく自主的に勉強が続けられるとしている。
 こうした方式は、塾の代表を務める室井さんの高校時代の経験が基になった。室井さんはもともと勉強が苦手だったが、留学したニュージーランドで経営に興味を持ったおかげで大学進学の大きな目標ができ、勉強が楽しくなった。その結果、成績が飛躍的に伸び、学生の半数を留学生が占める難関の立命館アジア太平洋大に入学できた。
 室井さんは「勉強を教えるだけの塾にはしたくない」とも語る。生徒のキャリア教育にも力を入れる方針で、経営者や日本で働く外国人などを招いた塾生向け講演会や、職業選択を考える全塾生による集団授業なども開きたいとしている。
 現在通うのは高校二年と三年の生徒。加賀市の二年の女子生徒は「勉強時間が増えて成績が伸びた」と効果を喜ぶ。
 石榑さんは「高校生に目標を持つ楽しさを知ってほしい」と話す。室井さんは「自ら考えて、行動する積極的な生徒を育てたい。地元の盛り上げにもつなげたい」と意気込んでいる。(問)ノビルらぼ080(7641)7630

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