染色家・原峯水さんの逸品 6日から 白山で生誕100年特別展

2020年9月3日 05時00分 (9月3日 11時22分更新)
加賀友禅や帯を広げて会場の準備をする関係者ら=白山市中町で

加賀友禅や帯を広げて会場の準備をする関係者ら=白山市中町で

  • 加賀友禅や帯を広げて会場の準備をする関係者ら=白山市中町で
 白山市松任地域出身の染色家、原峯水(ほうすい)(本名、久二(きゅうじ))さん(一九二一〜二〇一一年)の「生誕百年特別記念展」が六日から、同市中町の聖興寺など三会場で始まる。原さんが創作した華麗な加賀友禅や、デザインの基となったスケッチなどを展示する。十日まで。
 原さんは、加賀友禅の人間国宝、木村雨山に師事し、動植物を入念に観察する緻密で鮮やかな作風で知られ、たびたび日展に入選。日展の評議員や参与などを歴任した。
 作品展では、原さんが染めを手掛けた加賀友禅や、びょうぶ、作品パネルのほか、スケッチブックや絵筆などの仕事道具を並べている。嫁ぎ先の仏間に掛けて花嫁がくぐる「花嫁のれん」は、雲を図案化した「雲取り模様」の周囲を三羽の鶴が飛ぶ作品で目を引く。
 聖興寺の中野素(まこと)住職(66)は「これだけ原さんの作品がそろう機会は貴重。原さんの人柄や仕事ぶりを見てもらえれば」と話す。
 聖興寺のほか、同市殿町の市松任ふるさと館、同市西新町の喫茶店「野のみち」で開く。いずれも午前九時〜午後五時で、入場無料。松任ふるさと館は、七日は休館する。(吉田拓海)

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