門前と総持寺のご縁に触れて 掛け軸、写真を展示 旧酒井家

2020年9月3日 05時00分 (9月3日 10時59分更新)
歴代の禅師らが手掛けた掛け軸=輪島市門前町走出で

歴代の禅師らが手掛けた掛け軸=輪島市門前町走出で

  • 歴代の禅師らが手掛けた掛け軸=輪島市門前町走出で
  • かつての門前町の町並みや移転先の鶴見の様子を捉えた写真=輪島市門前町走出で
 輪島市門前町門前の総持寺祖院と、周辺地区を指す「櫛比(くしひ)の庄」との深い結び付きを紹介する展示「櫛比の庄・蔵出し展」が、市指定文化財「旧酒井家」(門前町走出)で開かれている。歴代の曹洞宗総持寺派トップ(禅師(ぜんじ))らが書き残した書の掛け軸など五十点が並び、壮観だ。来年の総持寺祖院開創七百年に向け機運を高めている。(日暮大輔)
 展示品は蔵に残っていた品々を借り受け、普段は公開していない。明治時代の祭礼の写真や、江戸時代後期の文書などもある。
 寺は一三二一年に開創。一八九八年の火災でほぼ全てを焼失した後、一九一一年に現在の横浜市鶴見区に移転したため、「祖院」と称されるようになった。門前の古い町並みや、移転の儀式があった時の鶴見の様子を撮影したモノクロ写真もある。
 来年の開創七百年のプレイベントとして総持寺通り協同組合が主催。代表理事の五十嵐義憲さん(73)は「移転当時の石川素童(そどう)禅師が『一期一会』と書いた軸が見どころ。当時の住民は素童禅師を良く思っていなかったと聞くので、残っているとは思っていなかった」と話す。
 展示は二十二日まで。午前九時〜午後四時半。月曜休館だが祝日は開館する。無料。

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