AI技術者など育成「学校」開講

2020年9月3日 05時00分 (9月3日 09時58分更新)
協定を結んだ(左から)コマツの大橋徹二会長、谷本正憲知事、早大の笠原博徳副総長=2日、石川県庁で(押川恵理子撮影)

協定を結んだ(左から)コマツの大橋徹二会長、谷本正憲知事、早大の笠原博徳副総長=2日、石川県庁で(押川恵理子撮影)

  • 協定を結んだ(左から)コマツの大橋徹二会長、谷本正憲知事、早大の笠原博徳副総長=2日、石川県庁で(押川恵理子撮影)

石川県、コマツ、早大 連携


 石川県は早稲田大と建設機械大手コマツ(東京都)と連携し、企業の競争力を高めるため、あらゆる機器がインターネットでつながるIoTや人工知能(AI)など先端技術に強い技術者を育てるスクールを十四日に開講する。早大などが首都圏で展開する人材育成研修のプログラムを、石川の強みである製造業向けに改良する。三者は二日、県庁で包括連携協定を結んだ。
 早大のほか、北陸先端科学技術大学院大(石川県能美市)など全国十二大学が協力する文部科学省採択の社会人向けプログラム「スマートエスイー」の初の地方展開。谷本正憲知事は「高度人材育成の基盤ができた。東京から石川への移住を促す受け皿ともなり、地方創生の面からも意義がある」と語った。
 研修は二〇一八、一九年度に計四回試行し、参加企業から本格展開を望む声が出ていた。九月開講の「スマートエスイーIoT/AI石川スクール」では十四日に経営者向けセミナーを開き、十、十一月にAIなどの基礎と実践的な研修を技術者向けにする。
 スクール運営には先端大、県内の鉄工、繊維、食品、情報の四業界団体も関わる。スマートエスイーを主導する早大の鷲﨑弘宜(わしざきひろのり)教授は「物理世界からサイバー(電脳)世界へと価値の源泉が移る。対応するには先端技術の習得が必要。技術をビジネスや社会の価値に結び付けるには経営者のマインドの変化も大切だ」と説明した。スクールは、早大理工学部の創設に創業者が関わったコマツの橋渡しで実現。資金面でも協力する同社の大橋徹二会長は「(AIの)知見を持つ人を社内に育てるとともに外部とのネットワークをつくることが大切だ」と述べた。
 石川スクールの経営者向けセミナーは無料、十、十一月の技術者向け研修は一コース五千円。定員は各回で違う。問い合わせや申し込みは県産業政策課=電076(225)1507=へ。

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