SDGs学習 成果見て きょう学校祭 

2020年9月3日 05時00分 (9月3日 09時47分更新)
SDGsをテーマに探究学習に取り組む美方高校の生徒たち=若狭町の同校で

SDGsをテーマに探究学習に取り組む美方高校の生徒たち=若狭町の同校で

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 美方高生 テーマ沿った実験も

 若狭町の美方高校が、国連が提唱する「SDGs(持続可能な開発目標)」をテーマにした探究学習に取り組んでいる。二年生全百五十四人が地域の将来や日常に関わる研究を行い、内容は地域医療やスポーツなどさまざま。一部の生徒は三日に同校で開かれる学校祭でテーマに即した実験を行う。音楽の効果と勉強の効率性についての実験コーナーもある。 (栗田啓右)
 同校では、生徒たちに地域や身の回りの課題を見つけ、解決していく力を育んでもらおうと、探究学習を設定。本年度からSDGsをテーマに組み入れ、県が八月に創設した「ふくいSDGsパートナー」の一員にもなった。生徒たちは、一人もしくは数人のグループごとに、一年間を通して研究に取り組んでいる。
 学校祭で実験を行うのは、うち三グループ。音楽の効果と勉強の効率性について調査するグループは、協力してもらう生徒たちにクラシック音楽を聴いた時とそうでない場合で、それぞれ計算問題を解いてもらう。解答率を比較して音楽と勉強の関係を探る。質の高い教育に関連した研究。
 妊婦に関する調査をするグループは、美浜町などの施設から借りた道具「妊婦ジャケット」を、来客者に着用してもらう。負担や生活への影響について感じたことをアンケートし、体験により妊婦への印象がどう変わったか調べる。
 考案者の浜野愛結さんと宮下明莉さんは「嶺南地方には産婦人科が少ないと聞く。安心して赤ちゃんが産める地域になるにはどうしたらよいかを、高校生の視点で考えていきたい」と話す。
 学校祭での実験の結果などをまとめ、ほかの生徒やグループも含め研究をさらに進めて、十月に中間発表会、来年一月に成果発表会を開く予定。新型コロナウイルスの感染防止対策として、学校祭の一般入場は行わない。発表会は近隣の中学生や町関係者を招く予定。
 SDGsは「貧困をなくそう」「飢餓をゼロに」「すべての人に健康と福祉を」など二〇三〇年までに国際社会が達成するべき十七の目標が設けられている。

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