中京学院大3年ぶり全日本出場 初出場初Vの前回再現へ全員野球
2019年5月26日 02時00分
岐阜、三重、静岡の3県学生リーグ優勝校による東海地区大学野球春季選手権大会(中日スポーツ後援)が25日、三重県伊勢市のダイムスタジアム伊勢で行われ、中京学院大(岐阜)が皇学館大(三重)と東海大海洋学部(静岡)に連勝し、3年ぶり2度目の全日本大学野球選手権大会(6月10日開幕・神宮、東京ドーム)出場を決めた。中京学院大は10日の神宮球場第2試合で桐蔭横浜大(神奈川)と対戦する。
最後まで心は折れなかった。優勝がかかる第3試合の7回に同点にされた中京学院大。しかし、8回に相手守備の乱れなどで2点を勝ち越すと、2番手の高野が守り切った。勝利とともにナインはマウンドへダッシュ。すぐに歓喜の輪が出来上がった。
「ここまできたら負けんぞという選手の気持ちが私にも分かった」と近藤正監督(71)。試合を決定付ける3点目の中犠飛を放った藤田主将も「とにかく勝ちたいという気持ちが強かった。やっと、神宮に行けますね…」と声を弾ませた。
初出場初優勝した16年以来の大学選手権出場。吉川尚輝(現巨人)が攻守で引っ張ったチームとは一味違う。モットーは全員野球。勝利に向けて貪欲に練習し、選手すべてが同じ方向を向く。その成果が接戦でも屈しなかった2つの白星。目指すのは3年前の再現だ。
「今回もできるだけ長く東京にいたい」と藤田主将が言えば、第3試合で好投した右腕の古田も「全員の力で一戦ずつ勝っていきたい」。自らのスタイルを崩すことなく、強豪に立ち向かう。 (川越亮太)
中京学院大(岐阜=1勝) 000101002―4
皇学館大(三重=1敗) 000010000―1
(中)長島彰-馬場
(皇)中山、若林、藤城、小野-中妻
本塁打 叺田(中)
東海大海洋学部(静岡=1敗) 010000000―1
皇学館大(1勝1敗) 10000020x―3
(東)孕石-山崎
(皇)脇田-中妻
中京学院大(2勝) 001000020―3
東海大海洋学部(2敗) 000000100―1
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