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東海理化・立野に10球団視察 乱調6失点も竜スカウト「欲しい」

2019年5月23日 02時00分

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7回途中まで力投した東海理化の立野和明投手=愛知県岡崎市の岡崎市民球場で(麻生和男撮影)

7回途中まで力投した東海理化の立野和明投手=愛知県岡崎市の岡崎市民球場で(麻生和男撮影)

 今秋ドラフト上位候補に挙がる東海理化(豊川市)の立野和明投手(21)=中部大第一高=が22日、愛知県岡崎市の岡崎市民球場で行われた都市対抗野球東海地区2次予選の第1代表決定ブロック1回戦・トヨタ自動車(豊田市)戦に先発。プロ10球団のスカウトが見守る中、7回途中9安打6失点で降板したが、中日スカウト陣は高評価した。試合はトヨタ自動車が6-2で勝ち、準々決勝に進出した。
 満を持して迎えた都市対抗予選初戦は、厳しい結果になった。昨年の第1代表で、4月の長野大会で優勝しているトヨタ自動車を相手に、7回途中9安打6失点。最速152キロを誇る直球は、ネット裏のスピードガンで148キロを計測したが、本来の出来ではなかった。「悪くもなく、良くもなく。悪いなりに抑えないといけないけど、トヨタなので厳しい面もあった」と立野。さばさばした様子で振り返った。
 2回までは三者凡退でしのいだものの、3回は2死一塁から長短3連打を浴びて3失点。7回は1死から安打と連続四球で満塁。3番・樺沢に左前に2点適時打を許し、味方の失策で追加点を奪われたところで降板した。「打者に球を見られている感じがして、どこかでつかまると思っていた。まさか3回とは思わなかったけど…。配球も全体的に逃げていた」。捕手のサインに首を振る場面も多く、思い描いていた投球はできなかった。
 181センチ、78キロの均整の取れた体格と、しなやかなフォーム、高卒3年目の若さと伸びしろは魅力十分。プロ側の評価は高く、この日は阪神の8人を筆頭に、西武が7人、中日と楽天、オリックスが5人など10球団、幹部級を含め計41人のスカウトが視察に訪れた。
 地元・中日の中田宗男スカウトアドバイザーは「球の質が高い。特に角度がいい。力的には(1位指名の)12人に入ってくる。将来性を含め、欲しい選手」と話す。最速163キロの大船渡高・佐々木や星稜高・奥川、明大・森下らの注目度が高いが、立野も今後の活躍次第では1位候補に食い込む可能性がある。
 今後は第3代表決定ブロックに回り、ホンダ鈴鹿(鈴鹿市)と対戦する。「今年こそ自チームで都市対抗に出たい」。過去2年は他チームの補強選手として都市対抗を経験しているが、プロ入りとなれば今年が社会人ラストイヤー。懸ける思いは熱い。 (麻生和男)
 【第1代表決定ブロック】
 ▽1回戦
ホンダ鈴鹿(鈴鹿市)
010030000―4
020000102―5
東邦ガス(名古屋市)
(ホ)滝中、平尾-柘植
(東)小椋、屋宜-柴田
トヨタ自動車(豊田市)
003000300―6
110000000―2
東海理化(豊川市)
(ト)嘉陽、佐竹-小畑、細山田
(東)立野、川脇-水野
(敗者は第3代表決定ブロックへ)
 ▼立野和明(たての・かずあき) 1998(平成10)年4月3日生まれ、愛知県豊山町出身の21歳。181センチ、78キロ、右投げ右打ち。小学1年から豊山フェニックスで野球を始め、中学時代は東海チャレンジャーボーイズでプレー。中部大第一高では2年秋からエース。東海理化では、新人だった一昨年はホンダ鈴鹿、昨年は東邦ガスの補強選手として、都市対抗を経験。昨秋の日本選手権・室蘭シャークス戦で、チームに全国大会初勝利をもたらした。

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