愛工大の右腕・新村が最優秀選手 「この勢い」で全日本へ乗り込む
2019年5月31日 02時00分
愛知大学野球春季リーグ戦(中日スポーツ後援)の閉会式が30日、パロマ瑞穂球場で開かれ、1部の表彰選手が発表された。最優秀選手は愛工大の新村将斗投手(3年、愛知・桜丘)が初受賞。チームを39季ぶりの優勝に導きベストナインにも選ばれた右腕は、23年ぶりに出場する全日本大学野球選手権大会(6月10日開幕・神宮、東京ドーム)での快投を誓った。
胸の中の自信は膨らむばかりだ。新村は今季の6勝とリーグ3位の防御率1.97を評価されて、最優秀選手賞とベストナインを獲得。大学初のタイトルに声を弾ませた。
「とてもうれしいです・・・。成績も開幕前に思っていた以上のものになりましたし」。昨年の今ごろは1・2部入れ替え戦の出場すら果たせなかっただけに、「夢のようですね」と感慨ひとしおだ。
今春の愛工大は開幕直前に4年生左腕の中村が肩痛を発症。「自分が何とかしなきゃと思うようになった」。責任感が成長の原動力となり、多彩な変化球でライバルをほんろう。中京大戦では連投でリリーフも務めた。
平井光親監督(52)が「今は安心してマウンドに送り出せます」と絶対の信頼を置く新村は「今季は打たれるイメージがなかった」とキッパリ。当然、大学選手権でもリーグ戦同様の好投をみせたいと意気込む。
「この勢いのまま乗り込みたい。できるだけ上にいきたい」。6月10日の初戦で東日本国際大に勝てば、27年ぶりの大学選手権での白星となる。新たな歴史を作るため、新村がフル回転する。 (川越亮太)
◆入れ替え戦日程 6月1日から始まる愛知大学野球リーグ入れ替え戦の日程が別表のように決まった。1、2部入れ替え戦は、2部優勝の愛産大が1部最下位の愛院大と対戦する。
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