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濃厚接触者なのに…行政検査受けられず 名古屋中心に、自費で「陽性」の例も

2020年9月3日 05時00分 (9月3日 11時17分更新)
全額自費でPCR検査を受けた結果、新型コロナウイルスの陽性だったことを示す診断証明書=一部画像処理

全額自費でPCR検査を受けた結果、新型コロナウイルスの陽性だったことを示す診断証明書=一部画像処理

  • 全額自費でPCR検査を受けた結果、新型コロナウイルスの陽性だったことを示す診断証明書=一部画像処理
 新型コロナウイルスの感染者が急増していた七月末から八月にかけて、名古屋市を中心に愛知県内で、保健所から濃厚接触者と認定されながら、症状がないことを理由に行政負担によるPCR検査を受けられない人が相次いだ。国の指針では対象となるはずだが、検査能力が追い付かなかったとみられる。中には自費で検査を受けた結果、陽性が判明したケースもあった。インフルエンザとの同時流行などに備え、専門家は「教訓と捉えて検査態勢の増強を急ぐべきだ」と指摘している。 (鈴木龍司)
 厚生労働省の検査指針では、症状がある人に加え、感染者と「同居」や「長時間接触があった人」などを濃厚接触者と定義し、無症状でも保険適用の行政検査の対象となる。それ以外の希望者は一回三万円前後の自費検査を受ける。
 七月末から自費検査を受け付けている名古屋市中区の診療所「ヒメクリニック」では、八月末までに愛知、岐阜、三重各県の約二百七十人から依頼があった。このうち、少なくとも愛知県の十三人は同居家族が感染者だったり、仕事や会食などで感染者と長時間接触したりして濃厚接触と認定されたが、行政検査を受けられなかった。多くの場合、保健所から「無症状は検...

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