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ヤマハ逆転!3年ぶり東京D切符 都市対抗、前主将の執念V打

2019年5月31日 02時00分

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第1代表で都市対抗出場を決めたヤマハ=愛知県岡崎市の岡崎市民球場で(麻生和男撮影)

第1代表で都市対抗出場を決めたヤマハ=愛知県岡崎市の岡崎市民球場で(麻生和男撮影)

  • 第1代表で都市対抗出場を決めたヤマハ=愛知県岡崎市の岡崎市民球場で(麻生和男撮影)
 第90回都市対抗野球大会(7月13日開幕・東京ドーム)に、ヤマハ(浜松市)が3年ぶり40度目の出場を決めた。30日に愛知県岡崎市の岡崎市民球場であった第1代表決定戦で、東邦ガス(名古屋市)に3-1で逆転勝ち。2004年以来15年ぶりに第1代表で本大会に出場する。敗れた東邦ガスは、第2代表決定戦に回り、王子(春日井市)と対戦する。
 ヤマハの選手がベンチを一斉に飛び出した。9回2死。リリーフ左腕・九谷が、最後の打者を遊ゴロに打ち取ると、マウンドに歓喜の輪が出来上がった。「2年連続で行けていなかったので、何とかドームに連れて行きたい気持ちだった」。昨年の予選後に就任した室田信正監督(45)が、感慨深げに話した。
 苦しかった。東邦ガスに6回に先制を許し、打線は7回までわずか2安打。静岡県磐田市出身の東邦ガスの新人右腕・辻本(静岡高-駒大)に、完全に封じられていた。
 だが、8回に代打・河野の適時二塁打で追いつくと、2死二、三塁で1番・青柳が中前へ勝ち越しの2点適時打。「自分の打撃をしたら、結果は出ると信じていた。(本大会ではなく)ここで仕事をするのが、社会人の醍醐味(だいごみ)」。3月下旬に右ハムストリングを痛め、今予選から復帰したばかり。昨年の予選後に、首脳陣の入れ替えとともに主将を交代させられた前主将の執念が、3年ぶりの都市対抗に導いた。
 2016年に日本選手権を制したものの、以降はチームとして結果が出なかった。昨秋の日本選手権予選では、2桁失点の大敗を2度経験。4月の富山大会では、クラブチームに敗れ、ナインに危機感が芽生えた。
 「全て、きょうのためにやってきた」と室田監督。青柳も「2年分の思いとかは取っ払って、目の前に集中してきた」と胸を張る。4連勝で、いの一番に予選を勝ち抜いた。次は東京ドームで暴れる。 (麻生和男)
 ヤマハの室田監督にとっては、特別な1日となった。この日は、春季高校野球東海大会で準優勝した浜松商で野球部マネジャーを務める娘・遥香さんの17歳の誕生日。出発前に、遥香さんから「誕生日プレゼントは第1代表ね」と声を掛けられたという。室田監督は「休みもなく、何もしてあげられないので・・・」と父親の顔に戻って、喜んだ。

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