低燃費車 挑む限界突破 職能開発短大生が卒業製作

2020年9月3日 05時00分 (9月3日 10時40分更新)
テスト走行で車体の調整をする学生ら=輪島市の輪島総合自動車学校で

テスト走行で車体の調整をする学生ら=輪島市の輪島総合自動車学校で

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大舞台中止も「代替大会へ改善続ける」


 穴水町の石川職業能力開発短期大学校(ポリテクカレッジ石川)では、学生たちが新型コロナウイルスに負けじと卒業製作に取り組んでいる。低燃費車作りに励む五人は、目標としていた全国大会が中止となるも、別の大会に照準を合わせ日々改良を続ける。八月下旬には輪島市の輪島総合自動車学校でテスト走行を実施。目標は「一リットルのガソリンで千キロ走行」だ。(森本尚平)
 同校では例年、二年生が四月から卒業製作に励む。ただ今年はコロナの影響で四月十六日から約一カ月半休校になり、六月から本格的に始動した。
 低燃費車作りに取り組むのは、五天(ごてん)貴之さん(20)=金沢市、生田真介さん(19)=内灘町、河岸優奈さん(20)=白山市、川端永遠(とわ)さん(20)=津幡町、長谷真拓(まさひろ)さん(19)=宝達志水町=の五人。十月にツインリンクもてぎ(栃木県茂木町)で開かれる自作車の燃費を競う全国大会「ホンダエコマイレッジチャレンジ」を目標に、少ない製作期間を補うため、連日授業が終わってからも夜遅くまで作業を続けていた。
 ところが、大会は感染防止のため中止が決定。車体の設計などを担当する河岸さんは「すごく残念で、中止になってこれからどうすればいいのかという気持ちだった」と話す。それでも別の目標となる大会を探し出し、長野市で九月十九日にある別の大会にエントリーできた。
 車体の強度を上げるなど調整を進め、八月三十日には、自動車学校の協力を得てテスト走行に取り組んだ。エンジンの不調で一リットル八十七キロと、目標に遠く及ばない結果となったが、河岸さんは「代替の大会に向けて問題点の改善を続けていきたい」と意気込む。
 長野市での大会も今後の状況いかんでは参加できない可能性もある。それでも、ドライバーとして大会に臨む生田さんは「別の大会があったからモチベーションを保てた。目標を達成するために頑張りたい」と力を込めた。

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