自転車「まちのり」快調 運用変更後 8月に利用者最多

2020年9月3日 05時00分 (9月3日 10時41分更新)
黄緑色が特徴的な「まちのり」の自転車。コンビニにもサイクルポートが増えている=金沢市本多町で

黄緑色が特徴的な「まちのり」の自転車。コンビニにもサイクルポートが増えている=金沢市本多町で

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観光客減も「市民に広がる」


 金沢市が実施する公共シェアサイクル「まちのり」の自転車の利用者が増えている。八月には延べ一万三百八十九人が使い、運用方法を変えた三月以降で最多となった。市は「観光客が減っている中で、ビジネスや通勤など市民の利用が広がっているからでは」とみている。(小坂亮太)
 まちのりは、黄緑色の自転車が並ぶ「サイクルポート」が市内六十二カ所にあり、借りた場所とは別のポートにも返せる。二〇一二年に始まった。三月にはポートを大幅に増やし、自転車も全て電動アシスト付きにして以前の三倍以上の五百台に拡充。利用者の九割近くを占めた観光客だけでなく、市民にも使ってもらい裾野を広げる狙いがあった。
 新型コロナウイルスの感染が拡大した四月は延べ三千人弱と三月から激減したが、その後は右肩上がり。雨の日が少なかった八月は、お盆期間の利用が多かったこともあって大きく伸び、目標の月八千三百人を初めて超えた。
 利用者が市民か観光客かの統計はないものの、月額会員は三月末の百五十人から五カ月で三百五十八人と倍以上に増加。八月は延べ利用者のうち四割が月額会員だった。月額会員は、毎月千五百円(税別)を払えば最初の三十分が無料となる。市歩ける環境推進課の中村信治課長は「平日の利用が多い。通勤などに使っているのだろう」と指摘。観光の客足が低迷する中、ポートや自転車の台数増加が市民の利用増につながっていると分析する。
 ポートは市内中心部だけでなく、郊外のコンビニなどにも広がり、住民の利便性は増している。中村課長は「公共交通とすみ分けつつ、さらに利用を広げていきたい」と話す。
 まちのりは月額会員のほか、最初の三十分が百五十円(税別)で、以降三十分ごとに百円(同)加算される一日会員がある。ともに専用のスマートフォンアプリで登録が必要。登録が不要な観光客向けの一日パスもある。

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