人の熱気もPR 浜松市が横断幕掲示

2020年9月2日 05時00分 (9月2日 05時02分更新)
8月17日の国内最高気温記録観測を受け、JR浜松駅前に掲げられた横断幕=1日、浜松市中区で(川戸賢一撮影)

8月17日の国内最高気温記録観測を受け、JR浜松駅前に掲げられた横断幕=1日、浜松市中区で(川戸賢一撮影)

  • 8月17日の国内最高気温記録観測を受け、JR浜松駅前に掲げられた横断幕=1日、浜松市中区で(川戸賢一撮影)
 「浜松は日本一暑く、人も熱い」。浜松市は1日、国内最高気温の41.1度を8月に記録したことを受け、こんなキャッチコピーを載せた横断幕をJR浜松駅前など市内3カ所に掲げた。熱中症予防とともに、熱い人々が活躍する街としてPRしていく。
 同市中区では8月17日、2018年の埼玉県熊谷市の記録に並ぶ国内最高気温を観測。これを受け、ものづくりの先進地として、今も新たなビジネスを生み続ける熱い人々がいるとアピールする。
 JR浜松駅北口バスロータリーのほか、東海道新幹線などから見える市営駅北駐車場や舞阪協働センターにも掲げた。横断幕は駐車場用で高さ3メートル、幅9.1メートル。市観光・シティプロモーション課の担当者は「熱い人がいるということをアピールし、浜松を盛り上げたい」と話した。 (坂本圭佑)

◆極暑8月 記録ずくめ

 八月十七日に国内観測史上最高気温に並ぶ四一・一度を記録した浜松市中区で、一カ月の平均気温が同地点の観測史上最も高い二九・七度だったことが気象庁のまとめで分かった。平年値(統計期間一九八一〜二〇一〇年)との比較でも二度以上上回り、記録ずくめの「極暑(ごくしょ)」が浮き彫りになった。
 同地点では十六日にも四〇・二度を観測し、二日連続で四〇度超え。一カ月間の猛暑日の日数は過去十年で最も多い九日だった。最低気温の高さも際立ち、二五度以上の熱帯夜の日数は二十六日に上った。最低気温の月平均値は、一八八三年の観測開始から最も高い二六・三度となった。
 気温の高まりは東海地方全体の傾向で、気象庁の担当者は「まさに記録的な暑さだった」と振り返る。
 極暑の要因は、チベット高気圧と太平洋高気圧の二つが重なる「二階建て」の状態が長く続いたことや、風が山を越えて乾いた熱風が吹き下ろすフェーン現象が考えられる。高気圧の影響で雲が発生しづらくなり、降水量も激減。八月の総降水量の平年値は一五〇ミリほどだが、今年はわずか八ミリにとどまった。
 静岡市駿河区でも八月に九日の猛暑日を記録し、月平均気温も同地点で観測史上最高の二九・二度。県危機管理部消防保安課によると、同月の熱中症とみられる救急搬送者は過去十年で最も多い千四百六十二人(三十日までの速報値)で、死者は五人だった。
 浜松市中区の九月一日の最高気温は三三・五度と平年より高く、気象庁によると今後二週間は気温の高い状態が続く見込み。太平洋高気圧が強い勢力を保ち、南からの湿った気流が入り込みやすくなっているため、これまでよりも蒸し暑い日が増えるという。 (酒井大二郎)

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