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安定した仕事を/採用考えられず  求職者も企業も嘆き

2020年9月2日 05時00分 (9月2日 05時00分更新)
求職者(右側)の職業相談を受ける職員たち=1日午後、名古屋市熱田区のハローワーク名古屋南で(野村和宏撮影)

求職者(右側)の職業相談を受ける職員たち=1日午後、名古屋市熱田区のハローワーク名古屋南で(野村和宏撮影)

 ものづくりで日本経済を引っ張ってきた愛知県の有効求人倍率が、全国平均を下回った。製造業などの業績悪化で職を失い、求職を強いられる人たちは「業種は問わない。早く仕事を見つけたい」とあせる。
 名古屋市熱田区のハローワーク名古屋南では一日、コロナ禍で失業した人ら約四十人が不安な表情で集まっていた。勤務先のメーカーが七月に倒産した同市南区の女性(56)は「若い人も失業している。高齢の私は雇ってもらえないかもしれない。業種を選んでいる余裕はない」と嘆いた。別のメーカーから九月末で解雇されるという同市緑区の男性会社員(47)は「早く安定した仕事を見つけたいが、製造業は無理だろう」とため息をついた。
 外国人労働者の悩みも深い。電話取材に応じたフィリピン人女性(40)は、三河地方の自動車部品工場に勤めていたが、五月で派遣切りにあったという。三十万円あった月収は生活保護の九万円のみに。「日本人と同じように働いてきたのに、仕事がなくなると外国人は真っ先にクビになる。おかしい」と憤った。
 外国人労働者らを支援する労働組合「名古屋ふれあいユニオン」の鶴丸周一郎委員長は「休業状態の企業もあり、年末にかけて雇い...

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