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1位候補なのに「今年はそういう選手少ないだけ」 東海理化・立野は謙虚な最速152キロ右腕

2019年10月8日 02時00分

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1位候補にも挙がる東海理化の立野和明投手(麻生和男撮影)

1位候補にも挙がる東海理化の立野和明投手(麻生和男撮影)

  • 1位候補にも挙がる東海理化の立野和明投手(麻生和男撮影)
 プロ野球ドラフト会議が、いよいよ17日に迫ってきた。指名を待つ中部地区の有力な社会人、大学生、高校生を6回に渡って紹介する。第1回は、1位候補にも挙がる東海理化(愛知)の立野和明投手(21)。
 均整の取れた体から投げ下ろす最速152キロの速球と鋭い変化球を武器にする本格派として、東海理化の立野はプロからの注目度が高い。
 ただ、自身にドラフト上位候補という意識はない。「今年はそういう選手が少ないだけ。テングにならないようにしないといけない。同じ大会に出場した時に見た田嶋さん(大樹、JR東日本-オリックス)らと比べると桁が違う。ドラフトで指名されたら何位指名でもうれしいですよ」
 愛知・中部大第一高時代はほぼ無名だった。同学年だった東邦高の藤嶋健人投手(中日)は雲の上の存在。2017年に東海理化へ入社し、素質が開花した。
 同年の都市対抗大会東海地区2次予選では全8試合のうち7試合に登板。翌年の日本選手権ではチームを13大会ぶりの出場に導き、本大会でも1回戦の室蘭シャークス戦では延長12回を投げ抜き4安打、10奪三振で1失点完投勝利を収めた。
 ただ、飛躍が期待された3年目の今季は不本意な一年となった。チームは都市対抗大会、日本選手権とも出場なし。結局、チームは2大全国大会に3年間で一度しか出場できなかった。
 貢献度が足りない、との思いは強い。「自分の中では(ドラフト解禁となる)3年目は特別だと思っていたが、思い通りにはいかなかった。もっと練習すれば良かったと感じているし、考えすぎて歯車が狂ったところもあった」
 プロへ進みたいという意欲は強いが、もっと会社のために結果を残してから、という考えも頭の中にはあるようだ。「まだ実力は全然、足りない。でも、来年に必ず指名されるかどうかは分からないし…」と、豪腕の心中は少し揺らいでいる。 (堤誠人)
 ▼立野和明(たての・かずあき) 1998(平成10)年4月3日生まれ、愛知県豊山町出身の21歳。181センチ、77キロ、右投げ右打ち。小学1年から豊山フェニックスで野球を始め、中学時代は東海チャレンジャーボーイズでプレー。中部大第一高では2年春からベンチ入り。同年秋からエース。東海理化では補強選手として3年間、都市対抗を経験。昨秋の日本選手権・室蘭シャークス戦で、チームに全国大会初勝利をもたらした。

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