【「あなた」のお医者さん】22、診察で意識する7要素 

2020年9月1日 05時00分 (9月1日 10時14分更新) 会員限定
 家庭医療の診察方法を若手に教える際、米国の医師が提案した概念「クリニカルハンド」(臨床の手)を使うことがあります。診察に必要な七要素を(1)手を開く(2)握手する(3)手のしわ(4)指(5)爪(6)手のひら(7)木を跳び移る文化的な猿−と、手を使った行為や特定の部位にあてはめて覚えるのです。
 (1)は、患者さんが診察室に入る時。欧米では両手を開き「ようこそ」と迎え、日本では「こんにちは」と会釈します。(2)は内容を理解したかどうか、部屋を出る患者を観察することを促します。欧米では握手をしますし、日本では表情や様子から推察します。
 (3)は診察の目的を示します。診断し治療すること、受診理由に対する説明、健康増進のための情報提供という三つ。せきなら気管支喘息(ぜんそく)と診断し薬を処方、禁煙を助言するといった内容になります。
 (4)は診察での五つのポイントを表します。良い関係を築く▽受診の動機を確認▽状態を理解し治療計画を説明▽今後起こりうることへの対処法の説明▽医師自身の体調の確認です。(5)は患者の病気への思いを意味し、(6)と(7)は手のひらを木に見立てて、社会で生きる患者さんの多...

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