[社会人野球]プロ多数輩出の社会人野球強豪・三菱重工名古屋が事実上の「廃部」…OBの中日・勝野も「寂しい」

2020年3月19日 18時10分

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2018年の日本選手権で優勝した三菱重工名古屋。胴上げされているのは現中日の勝野

2018年の日本選手権で優勝した三菱重工名古屋。胴上げされているのは現中日の勝野

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今後は横浜、神戸・高砂の2チームに再編

 三菱重工業は19日、社会人野球の三菱重工名古屋、三菱日立パワーシステムズ(横浜)、三菱重工神戸・高砂、三菱重工広島の4チームを、2021年から2チームに再編すると発表した。チーム強化策の一環で、横浜と神戸・高砂の2拠点に集約する。三菱重工名古屋は都市対抗大会に26度出場し、2018年には日本選手権で初優勝。東海地区屈指の強豪が、事実上の「廃部」となる。
 東海地区の強豪が、姿を消す。三菱重工業によると、これまでは各地区の事業所、事業会社を中心に活動してきたが、4チームあった硬式野球部を来季から横浜、神戸・高砂の2拠点に集約。統合する形で、新たなスタートを切るという。これにより、名古屋市に本拠を置く三菱重工名古屋は、70年近い歴史に幕を閉じることになった。
 同社は「2チームへの再編によりリソースを集中させ、チーム力のレベルアップを図る」と再編の狙いを説明している。
 三菱重工名古屋は、1953年に創部。都市対抗に26度出場し、61年には準優勝した。また、日本選手権には9度出場。勝野昌慶投手(現中日)を擁した2018年には、初優勝を成し遂げた。勝野のほかにも、本多雄一(ソフトバンクコーチ)、高木勇人(元巨人、西武)、北村照文(元阪神、西武、中日)らプロ選手を数多く輩出している。
 関係者によると、チーム再編の方針は、2月中に選手にも伝えられていたという。今後はアンケートなどで調査を行い、競技続行を希望する選手は横浜か、神戸・高砂に移ることになる。
 OBの勝野は「寂しい。応援していたので。僕が野球部出身の最後のプロ野球選手になるかもしれないので、スタジアムの電光掲示板に『三菱重工名古屋』の文字がいつまでも表示されるように活躍していきたい」と話した。
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