ウイグルでコロナ名目の強制封鎖 市民、常態化に反発

2020年9月1日 05時00分 (9月1日 05時01分更新) 会員限定
ウイグル自治区ウルムチで8月、服用が強制されたという漢方薬=AP(住民提供)

ウイグル自治区ウルムチで8月、服用が強制されたという漢方薬=AP(住民提供)

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 【北京=中沢穣】中国の新疆ウイグル自治区で新型コロナウイルスの感染対策のため当局が厳しい外出制限などを一律に強制し、不満をためた市民らが窮状を訴えている。同自治区ではテロ対策を名目にした少数民族ウイグル族へ弾圧が続いており、当局による市民の自由制限常態化が背景にあるとみられる。
 インターネット上の書き込みなどによると、当局が市民の外出を防ぐために石やクギでドアをふさいだり、手錠をかけられた違反者が街中で見せしめにされるケースが相次ぐ。一部地域では漢方薬の服用が強制され、服用の様子の撮影と当局への報告が義務づけられた。外出できずストレスをためた市民が窓から叫ぶ映像なども目立つが、当局は情報を流した市民を処罰する構えをみせている。
 同自治区では七月中旬からウルムチ市などで感染が広がった。当局は「戦時状態」を宣言し、感染者が出ていない地域も含む自治区全域で封鎖措置に踏み切った。八月十六日以降は新たな感染者が確認されていないが、厳格な封鎖に市民から不満も出ている。当局は同月下旬から外出制限を徐々に緩和するほか、二十四日にはウルムチ市トップら行政幹部十八人の携帯電話番号を公表し、市民の苦情を受...

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