阪神・藤川「今シーズンあきらめたわけでは全くない」“努めて明るく”谷本副社長に電話で報告

2020年8月31日 18時36分

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今季限りでの現役引退を発表した阪神・藤川

今季限りでの現役引退を発表した阪神・藤川

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 阪神は31日、守護神の藤川球児投手(40)が今季限りで現役引退すると発表した。オンライン会見した谷本修球団副社長が明らかにした。以下は発表と一問一答。
 谷本副社長「藤川球児選手から今シーズン限りでの現役引退の申し出を受けまして、球団としてはそちらを了承しましたので、そのご報告でございます」
 「理由といたしましては、本人から聞いた話ですけども、1年間通じてコンディションを保つのが年々難しくなってきておりまして、体が実は悲鳴を上げているんだ、と。それが一つでございます。それからもう一つは、やはりチームに非常に迷惑を掛けていると、現状でも非常に迷惑を掛けている状態であるし、来季については今季以上に苦しくなるという懸念も考えられるという、以上2点でございます」
 「で、現状の彼の思いをそのまま申し述べさせてもらうと、野球人生について全く悔い、後悔はないということでございましたけども、今シーズンをあきらめたというわけでは全くなくて、チームの戦力になるよう仕上げていってる状況であるということでございます。球団に対しては、ドラフト1位で指名してもらい、その後MLB、それから高知球団(独立リーグ)の経験をへて阪神タイガースへ復帰させてもらって本当に感謝しかない、という言葉をもらっております。球団からは名球会入りの条件であります、あと5セーブの達成はもちろん、矢野監督も予祝(よしゅく)のなかで触れられておりました、矢野監督を胴上げするための活躍をし、本人からは今シーズン必ず戻ってきますので、ということを約束してもらっています」
 「経緯についても少し説明させていただきます。実は昨年の春ごろ、2019年の抹消期間中から今後の藤川球児選手の選手生活について話し合いの場を持っておりました。で、その場で彼からの申し出としては、2019年シーズン限りでの現役引退の申し出があったのも事実であります。ただ、そのときは球団としては態度を保留しました。皆さんご承知の通り、その後の見事な復活劇を見てですね、オールスターゲームの前ぐらいに逆に球団のほうから強く現役続行を要請しております。その場は藤川球児くんから返答はなかったわけでありますが、シーズン終了後にあらためて話し合いの場を持ちまして、彼も相当な覚悟を持ったうえで2020年シーズンも頑張ります、と承諾してもらいました。そのあと今季に移るわけでございますけれども、8月中旬に本人から再度今シーズン限りでの現役引退と申し出を受けました。こちらも非常にショックだったわけでございましたけども、本人は必ず戻ってくると言ってますので、それを待ちたいと思っております」
 「あと私のほうから、彼が直接言ったわけではないんですが、今、感じるところといたしましては、やはりチームの顔、チームの浮沈を担う過酷なポジションで、孤独のなかで、孤独とも戦いながら活躍してくれたことに球団としても本当に感謝しかないところでございます」
 ―藤川投手はどんな様子で現役引退を申し出たのか。
 「実は私自身は電話でしか話をしていません。努めて明るく言ってきたというのが事実です。ただ話を聞くと深刻。体自体は本当に悲鳴をあげてるというふうに先ほど申し上げましたが、お医者さんからも、簡単に言うと、もういいんじゃないかというぐらい大変ななかでやっているというのが事実でございます」
 ―シーズン途中、体に痛みがあったということか。
 「いろんなところが、これまでの戦いのなかで疲労の蓄積というんですか、いろんなところがしんどくなってるというのが事実です」
 ―矢野監督と藤川選手は話をされたのか。
 「そのあと、おそらく矢野監督とは電話だと思いますが、話をしていると思います」
 ―矢野監督も本人の意志を受け入れたのか。
 「矢野監督は予祝のなかでも日本一のマウンドには藤川球児選手が立っているということをずっと言ってくれているので、私も監督と話しているなかで常にその話はしているので、監督も頑張って戻ってこいという話をしてくれたものと思っています」
 ―引退時期はどう話をしているのか。
 「今季限りというところでございます。まだまだこれから戦いは続いていきますので、われわれは日本シリーズを目指して頑張っておりますので、そこまで戦い続けるという意志を示してくれたということです」
 ―引退試合はどう考えているのか。
 「そこまでは正直考えるに至っておりません」
 ―引退後のポストを考えているのか。
 「そこは全く考えておりません」
 ―昨年は申し出を保留し、今年は了承。その違いの理由は。
 「実際のところ、よほどのことだろうと理解できたからです。体は先生にも診ていただいて、かなり厳しいことを言われたようですし、それらの話を総合すると今季務めてもらうのが精いっぱいかなと判断したということです」
 ―右上肢のコンディション不良と発表されているが、右肩の状態はどうなのか。
 「そこはちょっと控えたいと思います。簡単に言うと、藤川球児くんの言葉を借りると、手術が必要なレベルというふうに聞いております」
 ―阪神の功労者。今後について球団のスタンスはどう考えているのか。
 「そういう選手であるからこそ、こういう対応をしているわけでして、今後については、おいおい話をしていきたいと思っております。ただ、藤川くんの本意というのは来年のことを話すのではなくて、やはり今季に懸ける思いというのを皆さんにお伝えしたいということでしょうから、今はそういった話は差し控えたいというのが心情でございます」
 ―藤川投手の功績をどうとらえているのか。
 「これからもまだ積み重ねてもらえると思うので、総括するのはシーズンが終わってから」

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