コロナ不況でオフィス空室率じわり上昇 増床や移転にためらいも

2020年8月31日 05時00分 (8月31日 11時56分更新) 会員限定
7月末に移転してきたコラボスタイルの本社。個人用の机などはない=名古屋市中村区で

7月末に移転してきたコラボスタイルの本社。個人用の机などはない=名古屋市中村区で

  • 7月末に移転してきたコラボスタイルの本社。個人用の机などはない=名古屋市中村区で
 新型コロナウイルスの感染拡大で、名古屋など都心部のオフィス需給に変化が表れている。名古屋、東京、大阪の三大都市圏ではオフィスビルの空室率がじわりと上がり始めた。一方で、「密」になりがちな東京を避け、本社を名古屋に移転した企業もある。リニア中央新幹線の開業を控えて需要が旺盛だった名古屋のオフィスだが、先行きに不透明感が漂ってきた。 (中野祐紀)

■脱・一極集中

 「やはり東京は『出社リスク』が高すぎました。コロナがなかったとしても、毎朝の満員電車は異常ですよ」。明るい色調の木のテーブルやソファが並んだ二十畳ほどのオフィスで、ITベンチャー「コラボスタイル」の松本洋介社長が話す。名古屋・名駅のJPタワー名古屋二十一階。七月末、東京都千代田区のビルから本社を移転してきたばかりだ。
 同社はクラウドを活用した業務効率化システムを開発し、販売する。取引先は関東だけでなく、関西、東海地方にも多い。名古屋は東海道新幹線を使って東西にアクセスでき、松本社長の出身地・愛知県江南市にも近い。感染の拡大が、あらかじめ検討していた移転の最終的な決断を後押しした。「テレワーク(遠隔勤務)に使うシステムを作っている会...

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